先日、友達と久々に和食を食べに行きました。
私の食べ方をじっと見ていたA子が、
突然こう言い始めました。
A子「ねえ、箸の持ち方が変じゃない?」
私「エッ?」
A子「箸の柄を握りしめて持っているでしょ。
それは握り箸といって間違った持ち方よ。」
私「えー、そうなの?」
A子「ほかの人も持ち方が変よ。
B子さんは箸をクロスしてもっている。
C子さんは箸を平行にもっているわ。
D子さんは食べ物をお箸に突き刺して、
食べているでしょ。
それは付き箸といって変な持ち方よ。
E子さんは振り上げ箸ね。
話に夢中になって箸をもった手を、
振り上げているでしょ。
F子さんはどれを食べようか、
箸をうろうろさせて迷ってる。
その姿は迷い箸といって…。」
B子「そんなに箸の持ち方が変かしら?」
A子「みんな知らないのね。
正しい箸の持ち方を私が教えてあげる。」
これが正しい箸の持ち方!
箸の持ち方の基本と練習
お箸を持つ位置は、真ん中より少し上あたりを
持つようにすると美しく見えます。
箸先から2/3ぐらいのところが、
目安です。
下の箸を薬指と小指、上の箸を残りの三本の指で、
支えます。
箸先をそろえたときに箸を持った形が、
三角形になるようにします。
2本の箸の頭が3㎝程度開くようにするのが、
ベストです。
この時動かすのは上の箸だけです。
上手に箸が持てるようになるための、
練習方法を紹介します。
お箸の練習は上の箸一本で行います。
上のお箸を親指、人差し指。中指の三本で
鉛筆を持つように軽く持ちます。
親指は人差し指の爪の横に当てます。
もう片方の手で小指と薬指を抑えます。
このまま人差し指と中指を曲げる、
伸ばすの運動を繰り返します。
このとき親指の関節は曲がらないように、
気を付けます。
この練習を繰り返し行うことで、
正しく箸が持てるようになります。
とてもわかりやすい方法があるので、
You tubeをご覧ください。
汚していいのは箸先3㎝だけ
食べるときは、箸先をあまり汚さないように
食べると上品にみえます。
和食のマナーでは、
『箸先五分、長くて一寸』といいます。
1寸は3㎝、五分はその半分です。
それ以上汚れている場合は、
食べ方が下品な可能性もあります。
これは、同席者に不快な印象を与えないための
作法です。
足を組んで食べる、携帯を見ながら食べる、
音を立てて食べるなどの行為は、マナー違反です。
すぐに直すことは難しいですが、
相手に不快な思いをさせていないか、
日ごろから意識して食べるようにしたいものです。
まとめ
指摘されて箸の持ち方が変だったことに、
気が付きました。
しかも箸先も3㎝以上汚れていました。
そこで食べるときは意識して、
箸先を汚さないように心がけています。
また箸の持ち方の練習も毎日行っています。
正しい箸の持ち方をした方が、
食べ物もつかみやすく、
とっても自然に見えると思います。
次にみんなと食事するときには、
きれいな箸の持ち方ができるように、
がんばります。