今や生活必需品になったボールペン、皆様も一度だけではなく何度もお世話になったはずです。先日、久々に友人と電話で話をする機会があり、ついつい話し込んでいると友人から何やら悲鳴が。
話を聞いてみると、どうやら電話で話し込んで子供から目を離していたら、ボールペンで壁紙に落書きという名の創作アートができたみたいでした。
つい他人事になってしまいそうでしたが、こちらもつい話し込んでしまったので、知らんぷりをするわけにはいきません。
友人との電話をすぐに切り、落書きされたボールペンの消し方を早速調べました。
壁紙に落書きされたボールペンのインクは何?
子供が壁紙に落書きしてるのを見つけた場合は、まず慌てずにボールペンのインクを調べることから始めてください。ボールペンのインクによって消し方も変わります。
ボールペンのインクの種類
現在販売されているボールペンに使われているインクは、下記の3種類が主になります。
- 油性
- 水性
- ゲルインク
油性インクと水性インクの違いを簡単に説明すると、溶剤にアルコールを含んだ「有機溶剤」を使っているか、水を使っているかです。
ゲルインクは、水性インクにゲル化剤を混ぜたものになるので、分類するならば水性インクになります。
インクが油性か水性か確認しよう
落書きで使われたボールペンのインクが油性なのか水性なのか、簡単な方法はプラスチックなどのインクが染みない素材に書いて手でこすってみることです。
身近なものだとペットボトルが一番ラクに用意できると思います。ペットボトルに書いて、インクが伸びたり落ちたりすると使われているインクは水性です。
またペットボトルがない時は、用紙に書いたあとに水を数滴落としてください。そのあとに指で軽くこすってみて、インクがにじめば水性インクです。油性の場合はほとんどがにじみません。
壁紙に落書きされたボールペンの消し方3選
壁紙の落書きに使われたボールペンのインクの種類がわかれば、それに合わせた消し方をすれば大丈夫です。
下記に3つ紹介する方法ですが、①は水性インク、②③は油性インクの消し方になります。
- 濡れ雑巾
- クレンジングオイル
- 漂白剤
水性インクだと消し方が簡単ではありますが、油性インクの場合はこちらで紹介した消し方を試しても、キレイ消えるかどうかはわかりません。
そこだけご了承ください。それでは一つずつ説明していきますね。
濡れ雑巾
インクが水性のボールペンであれば、固く絞った濡れ雑巾で拭いてみるといいでしょう。もしこれで落ちない場合は、台所用か洗濯用の洗剤を薄めた水でぬらした雑巾で拭いてみてください。
日本の住宅はビニールクロスの壁紙が多いので、これでキレイに落ちると思います。もしこれでも落ちない場合は、ガラスクリーナーを試してみてください。
綿棒にガラスクリーナーをつけ、落書きの部分を丁寧にこすります。これを繰り返すことで、インクが広がることを抑えて落とすことができます。
最後に水拭き→乾拭きをし仕上げます。
クレンジングオイル
油性ボールペンの場合は、クレンジングオイルを試してください。クレンジングオイルを綿棒に染み込ませ、トントンと叩くようにして落書きのインクを浮かしてください。
インクが浮いてきたらキッチンペーパーで押さえてインクを取ってください。日本の住宅はビニールクロスの壁紙が多いので、これを何回か繰り返せば油性ボールペンの落書きは消せると思います。
また壁紙の素材によっては、染みになる可能性もあるので事前に、目立たない部分で試してから使用してください。
漂白剤
ボールペンのインクが油性で、白い壁紙を使われているところ限定になってしまいますが、漂白剤を使いキレイにする方法もあります。
綿棒に塩素系の液体漂白剤をつけて、落書きされた部分に塗り数分放置します。色が落ちたらまず水拭きをして漂白剤を落とし、乾拭きでしっかりと拭き取ります。
この方法だと、色付きの壁紙では色落ちしてしまいます。また、水拭きと乾拭きをしてしっかりと漂白剤を取らないと、時間が経ってから壁紙が変色してしまいますので注意してください。
最後に
もしこれらを試してもダメだった場合は、こちらを試してみてください。これで検索→ガンジーインキ消しボールペン用。
商品名のとおり、ボールペン用のインク消しです。ボールペンのインクを化学変化を起こして消す薬品で、消したあとが目立たずにインクを消すことができます。
ボールペン用のインク消しですので、これが一番期待できるでしょう。ただボールペンの落書きは、時間が経てば経つほど落ちにくくなります。
もし落書きがあった場合は、すぐに消すようにしてください。