重いものを持ったときの腰の負担を減らす方法!

ハウトゥ

腰痛持ちの母がこんなことを言っていました。

「物置を整理しなくちゃなんだけど、
 腰が痛くてねぇ。
 負担にならない持ち方とかないかな」

たしかに、腰痛持ちだと日常のいろんな
動作がしんどいものですよね。

重いものを持つ仕事をやらないわけに
いかない場合、どうしたら
腰への負担を減らせる
のでしょうか?

ちょっと調べてみました。


腰痛になってしまう原因

まずは腰痛になってしまう原因について
見ていきましょう。

重心が高くなる

重いものを持つとき、どんな状況になって
いるか、見直してみます。

引っ越し、物置の整理、買い物、棚卸、
さまざまなシチュエーションが想像されます。

そのどれもに共通するのが、立ったまま
重い荷物を持つ
ことではないでしょうか?

腰を曲げずに重いものを持ち上げること。
実はこれが腰痛を引き起こすポイントなのです。

立っているほうが『重心』が高くなります。
重心が高くなればなるほど、不安定になり、
腰を痛めてしまうことになるのです。

疲労の蓄積

重いものを持つ回数や頻度が多いことも
原因の一つになります。

さらには、重い荷物を持ちながら移動する
『歩数』
にも腰痛を引き起こす原因が
あるのです。

重いものを持ってたくさん歩くと、その分
腰が徐々に固まっていきます。

腰や腰回りの筋肉が硬くなってしまい
負担が大きくなるのです。

そうなれば疲労がどんどん腰に
蓄積されていきます。
こうした蓄積が腰痛を引き起こすんですね。

筋力の衰え・低下

重いものを持ったときの腰痛の発生には
筋力の低下が大きく関係しています。

腰を支えるための筋肉が衰えると
余計負担がかかり、痛みが悪化します。

血液の循環も悪くなり、腰痛を引き起こす
老廃物や毒素が排出できずに
蓄積されつづける
危険性があります。

腰痛が慢性化するおそれもありますので、
筋力の衰えにはとくに注意しましょう。

腰に負担をかけない持ち方

腰に負担をかけない持ち方・負担をかけてしまう
持ち方についてご紹介します。

重いものを持つときは、持ち方が大きな
ポイントとなります。持ち方を改善すれば
腰痛を防げるかもしれません。

腰に負担をかけてしまう持ち方とは

もしかしたら普段の持ち方が実は
腰に負担をかけてしまう持ち方だったかも?
見直してみましょう。

重いものを持ち上げるとき、浅い角度
持ち上げたり、腰を曲げずに、腰に力をいれて
持ち上げてしまうことです。

このやり方はとても腰に悪いので、
極力避けましょう


「よいしょ!」と勢いに任せて持ち上げる人が
よくいますが、そのやり方では腰に
大きく負担をかけてしまいます。

正しい持ち方

日ごろから重いものを持つことの多い人も
そうでない人も、腰に負担をかけない
正しい持ち方を把握しておきましょう。

一番大切なのは、「荷物に腰を近づける」
ことです。

腰をしっかり曲げて、腰の位置と荷物の位置を
垂直にした状態で持ち上げましょう。


体の重心を荷物に近づけることで、
腰にかかる負担が減るのです。

荷物―腰―体が垂直になるように
荷物を持ちましょう。

文章だけではわかりにくいと思いますので
こちらの動画もあわせてごらんください。


腰痛への予防・対策

腰痛には予防・対策も大切ですよね。

コルセットやサポーターを使うのもいいですが
根本的に対策しなければ意味がありません。

腰痛になる原因は、日常生活に潜んでおり、
日常生活に気を付けることが大切です。

まず気を付けるべきこと一つめは、姿勢です。

肉体労働者・オフィスワーカーを問わず、
正しい姿勢を維持すれば腰への負担を
軽くすることができます。

椅子に座るときは、背中を背もたれにつけず、
まっすぐな姿勢
で座りましょう。

立っているときも猫背にならず、背すじを
ピンとのばした姿を維持する
とよいですよ。

次に気を付けるべきは、背と腰の筋トレ

腰痛になる原因として筋力の衰えがあることは
さきほど説明したとおりなので、筋トレも
腰痛予防・対策法になりますよ。

腰を支えるための筋力を鍛えることで
腰にかかる負担を減り、血行もよくなって
老廃物や毒素を排出しやすい体質になります。

カンタンなストレッチでもいいので
お風呂あがりにでも毎日続けるのが
よいでしょう。

まとめ

腰を曲げると痛いような気がしていましたが、
実は逆で、腰をしっかり曲げたほうが
負担が少ないんですね。

重心を低く、荷物と腰を近づけ、垂直に
荷物を持つことが大切なんですね。

母に教えてあげようと思います。

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