再来週、少し不安なことがあります。
というのも、今度、婚約者のご両親と彼とで、
フレンチレストランに行くことになったから。
一通りのマナーを確認してみたものの、
慣れないフレンチレストランに、戦々恐々です。
彼のご両親に会うだけでも、緊張します。
当日のことを考えると、シュミレーションを
しておかずにはいられません!
おさらいするためにも、フレンチの
マナーに詳しい姉に、教えてもらうことに。
姉とのフレンチのマナーの確認の中で、
ナイフの使い方にも、大事な意味が!
ナイフのマナーにまつわる意味がわかると、
すんなり理解できるんですよ♪
ナイフのマナーを覚えられる、納得のコツ、
紹介しますね♪
たくさんあるナイフはどれから使う?
フレンチレストランでは、自分の座るテーブルの
上に、たくさんのナイフとフォークが置かれて
いますよね。
このナイフとフォーク、一体どれから使うのが
マナーなのでしょう。
コレは、私も知っていますが、割と基本的な
マナーのひとつですよね。
ナイフとフォークは、置かれている位置が外側の
ものから順に使っていきます。
外側から使うのは、決まり事だから、そのように
していれば、確かなのですが、
フレンチのマナーに限らず、様々なマナーの
根底には、ちゃんと意味があるものですよ。
- 動作しやすいように
- 無駄のないように
- 分かりやすいように
このような思いが、マナーに込められています。
では、なぜナイフとフォークを外側から
使うことが正しいマナーなのか?
「外側」に、どんな意味があるのか、
詳しく見ていきましょうね。
外側のナイフから使うのはナゼ?
食事をする時、たくさんあるナイフとフォークを
外側から使うのと、内側から使うのでは、
どちらが使いやすいでしょうか?
もし、内側から使っていった場合、ナイフなどを
取る際に、その隣のものに手が当たる可能性が
ありますよね。
うっかりテーブルから落としてしまう危険性も
ありますよ。
たくさんのナイフなどが並んだテーブルから、
わざわざ混みあった、内側から使うとなると、
お皿に手が入ったり、当たってしまったりと
動きがスムーズではなくなります。
スマートな振る舞いのためでもありますが、
更に見た目にも、関係がありますよ。
皿を挟んで配置してある、内側から順に
使っていくと、皿との距離が段々広がりますね。
ナイフとフォークと、お皿の間に空間ができ、
見栄えが悪くなります。
この空間をなくそうと、ナイフなどを皿側に
詰める動作も無駄な動きになりますね。
このように、「外側から使う」というマナーは
食事をするための動線が考えられているのです。
しかし、なぜこんなにたくさんテーブルに
並べられ、順序良く使うことがマナーなの?
それには、こんな意味があるんですよ。
料理によってナイフは使い切り!
フレンチは、コース料理が主なので、前菜から
順に頃合いを見計らって、料理を出しています。
外側から使うようにセッティングされている
ナイフは、お料理に合ったものが用意されて
います。
2番目にくるお料理には、外から2番目のものを
使うようになっている訳ですね。
3番目のお料理にそのまま使ってしまうと、
何だか使いづらい、ということになるのです。
一つのお料理に対して、ナイフとフォークは
使い切りにするのが、マナーなんですよ。
まとめ
どんな食事をしていても、少しの間箸を置いて
話をしたり、飲み物を飲んだりもしますよね。
フレンチの場合でも、お料理の途中にナイフと
フォークを置くこともありますね。
そんな時、「この料理を食べている途中なので
下げないでくださいね。」
という意思を示したいなら、お皿の縁にナイフと
フォークを八の字にして置きます。
そうしておくことで、ウエイターへのサインに
なります。
「食べ終わりました。」としたければ、ナイフと
フォークを揃え、10:20の向きで置きます。
こうすると、お皿とナイフなどをそのまま
下げてくれ、次のお料理が運ばれてきますよ。
このように、ナイフとフォークを外側から使う
意味の中には、コース料理を運ぶタイミングの
サイン、という意味もあります。
マナーは、一連の動きの中に関連性があるもの、
意味が分かると、一つ一つが繋がって、もっと
わかりやすくなるものですね♪