何かとお金のかかる女子大生のキャンパスライフ。アルバイトでもしないと回りません。
けれど学生のバイトだからこそ、好きな仕事を自由に選べるチャンスかも。日ごろから興味のあることや、経験を積めるアルバイトを見つけてみましょう。
大学生のバイト事情
学生生活実態調査(https://www.univcoop.or.jp/press/life/report.html)によると、大学生の収入総額に占めるアルバイトの収入は、8年連続で増加しているとのこと。10年前の2010年に50.2%でしたが、昨年2019年には61.1%もの大学生がアルバイトをしています。
そのうち1年以上続けて同じアルバイトを続けている学生は、その約3分の2を占めるとか。気に入ったアルバイトが見つかれば、比較的長く務める傾向があるようです。一方、1週間程度で辞めてしまうというケースも、10人に1人程度いるようです。せっかくなので、長く続けたくなるようなアルバイトが見つかるといいですね。
大学生がアルバイトに求める条件を調べてみると、以下のようなものがありました。
- 時給が高い
- シフトの融通が利く
- スキルが身に付く
- アクセスがいい
- かわいい、おしゃれ
- 職場の人間関係
- 出会い
- まかないなどの特典
こんな条件が揃うアルバイトがあれば、長く続けたくなりますね。
大学生に人気のアルバイトとは
では、具体的に大学生に人気のあるアルバイトとは、どんなものなのでしょうか。内容を見ていきましょう。
カフェ
何と言っても大学生に人気のアルバイト先です。接客や臨機応変に対応する力が付きます。
カフェは扱っているコーヒーの価格帯で、だいたい2種類に分かれます。安めの店は基本的に混雑していて忙しいけれど、マニュアルが準備されていてそれに沿って働けるので、慣れるまでの時間が短くて済みそう。一方、高めの店はコーヒーだけでなく、ゆったりとした時間を提供する店。丁寧な接客が求められます。
てきぱきと忙しく働く方が性に合ってる人、また一人一人に丁寧な接客をしたい人、それぞれで職場を選ぶ目安になるでしょう。
受付
この経験が後々役立ったという意見が多いのが、受付のアルバイトです。
他の仕事と比較して接客が多く大変ではありますが、言葉遣いや態度など、いろいろな面で糧になりそうです。就活にも役立つかもしれません。
ショップ店員
自分が好きなブランドに囲まれて過ごせるのがメリット。センスも磨けるし社販でお安く商品を買えるのも魅力。接客でコミュニケーション能力も付くので、こちらも就活にも役立ちそう。
塾講師
何と言っても時給が高いのが魅力。授業を行うのは放課後なので、自分の授業にも差し支えることはありません。飲食業のように平日の昼間にシフトを入れる必要がないのは気が楽です。
他のアルバイトに比べて体力的に楽ではありますが、勉強を教える仕事ですので、ある程度の学力と知識が求められます。応募する際に面接だけでなく学力テストがあるケースがほとんどです。
また、時給は高いのですが場合によっては思ったよりもお金にならないことも。自分の生徒がいて初めて成り立つ仕事です。所属する先生の数が多かったり生徒が少なかったりすると、ほとんどシフトに入れないということがあるのも忘れずに。
居酒屋
街にたくさんありますので、自分に都合の良いロケーションで見つけやすいアルバイトです。アルバイト募集の張り紙がある場合が多いので、直接応募できます。夕方からの仕事なので、授業終わりにシフトに入れるのもメリット。22時以降ならば深夜手当も付き、稼ぎやすい仕事です。まかないが出る場合もあるので食費を浮かせることもでき、一人暮らしにはメリットの多いアルバイトと言えます。
ただし酔っぱらったお客の対応をしなくてはいけない場合もあり、女子には少し辛いことも。繁忙期に休みにくいのもデメリットかもしれません。
スーパー/コンビニ
居酒屋同様、街にたくさんあって見つけやすいアルバイトです。普段から利用していて身近な仕事なので、仕事に対する安心感もあります。
時給は安めですが、営業時間が長いのでシフトの融通が効いたり、短時間でも働けるのがメリット。廃棄する商品がもらえることもあり、食費を浮かせることが出来るかもしれません。深夜帯は時給に割増がありますし、稼ぎやすいアルバイトです。
但し、辞めた後敷居が高くなるという話も。特にそれまで近所で便利に使っていた店に行きにくくなるのは困りもの。アルバイト先として考えるなら、少し離れたお店を選ぶと良いかもしれません。
避けた方が良いアルバイト
最寄り駅の周辺
最寄り駅周辺で働くと、必ず知り合いに遭遇します。しかも、友達のお母さんとか小学校以来会っていない友達など、微妙な距離感の知り合いによく会うことに。生活圏内ではなく、できれば隣の隣の駅くらいの距離がある方が都合が良いかもしれません。
アクセスの悪い
通勤に1時間以上かかるのもNG。移動時間は時給に含まれません。時給にこだわって移動時間を忘れていると、意外と損な場合も。近所でのアルバイトならば、移動している間にその分働くことが出来るのです。
常に人を募集している店
常に募集しているということは、働く人が居つかない証拠かもしれません。人手が足りなかったり仕事量に時給が見合っていなかったり、働く人がすぐに辞めてしまう原因があるのかも。
こういう職場は注意しなくてはいけません。
体力的に大変なバイト
止まっている時間がないほど忙しい店も大変です。いつも混んでいたり、食べ放題・飲み放題が売りの店などは、ひっきりなしに運んでは下げ、運んでは下げの繰り返し。もしかすると痩せられるかもしれませんが、長続きしない可能性も。同じ時給ならば、もう少し楽な方が良いかもしれません。
さいごに
就職して社会に出ると、やりたくても出来なかったり、やりたくないことをやらなくてはいけなかったり。正社員は安定した雇用環境がある代わりに、自由も少なくなるもの。
自分のやりたいことを好きに選べるのは、学生アルバイトの特権かもしれません。いろんな仕事を経験して、自分に合ったものを探していく良い機会になるといいですね。