大学を卒業し、第一志望の商社に入ってから3年目の私。しかし、仕事ではミスしてばかりしていました。毎日、上司に怒られるだけでなく、後輩の指導もしなければならない・・・。
なにもかもうまく行かなかった私は、大学の時に同じアルバイトをしていて、今は別の会社に勤めている3歳年上の先輩に相談してみることにしました。ちなみに先輩はその会社に入って6年目になります。
その時の模様をまとめてみようと思います。
ミスをした一覧
事務の仕事をしている私ですが、その前に、ここ最近起こしたミスを3つ、先輩に話しました。
- 大事なお客様の住所や電話番号などが入っているエクセルのファイルを間違えて取引先に送ってしまった
- 受注管理表を作った時、0を一つ多く打ってしまったことが何度かあった
- 寝坊による遅刻が何度かあった
これを聞いていた先輩もビックリしていたのです。なぜなら、先輩が社会人3年目の時にミスをしていた内容よりひどいためでした。先輩が驚くのも無理がないですよね。
ミスをした時
3年目にも関わらずこのようなミスをしてきた私。それによって、いろいろな気持ちが混ざっていました。それを先輩に話したのです。
怒られる・・・
私はミスをした時、次の3つの気持ちが生まれました。
- 上司に知られたくないので報告できない・・・
- 説教がどれだけ続くかわからない・・・
- ボーナスの額や評価が落ちるかも・・・
このようにさまざまな思いになったわけです。
事実、大事なお客様の情報を間違ってメールした時のは、2回目でした。それだけでなく、1回目にミスをしたところと同じ会社に送ってしまったのです。そのことから、さすがに解雇されることを心構えしていた記憶がありました。
ところが、正直に言った私は、その会社の担当の人と私の上司が親しい関係であったので、一大事にならないよう穏便に済ましたわけです。
先輩から見た時
これを聞いた先輩はこのような話をしました。先輩から見た場合、3年目は仕事が身につき始めたころだとの事です。
そのため、3年目が責任をとれるポジションではない、ミスをした時は上司が責任を取る。そこで行わなければならないこととして、上司にミスした経緯を正しく伝えること、上司はミスをしたことを知らずに問題になる方がとても嫌になるということを教えていただきました。
私は先輩の話を聞いた時、上司の気持ちなど考えたことがあまりなかったことを気づかせてもらうことができたのです。
大きくなった
さらに先輩は、次のような話もしてくれました。「社会の一員になると、大きいミスをすることが出てくる。会社にとって、お金を失うという不都合なことより、評判が落ちることが一番損をする」ということでした。
それだけでなく、先輩は続けてこのような話もしたのであります。大きなミスをしたことによって大きくなることができたことを。
確かに大事なことなので胸の中にしまっておこうと思う私でした。
多くなった理由
このような話を聞いた私は、なぜミスが多くなったか自己分析をしてみたので、それをまとめてみたいと思います。
集中ができてない
よくよく考えた私は、仕事中でもスマートフォンを見ている事に気づきました。通知が来てしまうとどうしても見てしまうため、私は電話以外の通知をオフにして仕事をしています。これをしてから私は仕事に集中することができました。
優先順位
次に思ったのは、優先順位が付けられないことです。あれもこれもやらなくてはならないと思った私は、付箋を使ってタスク管理をしただけでなく、優先順位が低いのと、部下にできそうな仕事は上司と相談をして振ってみることにしました。これができたことにより、少し荷が降りることができたわけです。
次に活かす
最後に思ったことは、ミスをした時に次に活かすことができないことでした。いつもミスを引きづってしまう私ですが、気持ちを切り替えるだけでなく、改善の余地があるところは変えてみることにしました。
例えば、先ほどのタスク管理だけでなく、自分がミスをしやすい数字はダブルチェックをするなど自分なりのできることを変えてみました。その結果、ミスが少なくなったと上司に褒められました。
終わりに
私はこの経験によって、少し大きくなったような気がします。それだけでなく、ミスをしたことを上司に報告することと、自分なりの改善策を見つけることが大事なことを気づけた点が一番大きな収穫であると感じることができました。