大学に行くようになった弟が、
ある日両親に打診していました。
「もう少しお小遣いがほしいな」
通学の時間が長いために、
アルバイトなどしていない弟でしたので、
お小遣いの賃上げは切実
だったのかと思われます。
弟には弟の言い分。
親には親の言い分があり、親は、
「みんなのお小遣いもこれくらいでしょう?」
ふむふむ、そのいわゆる
平均相場はどこからくるのか。
気になり、調べてみることにしました。
大学生の平均的なお小遣い額
中学生から数えて、高校、
大学と成長していく中で、
学生の中では最も自由な時間が増え、
お金への価値観が変わってくる年代ですが、
『全国大学生活協同組合連合会』の
第51回学生生活実態調査の概要報告
によれば、
大学生の1カ月の生活費における
お小遣いの割合は、
実家暮らしと下宿の方とでは以下の
通りになるそうです。
<自宅生>
13年 15,370円
14年 15,200円
15年 15,040円
15年前年増額 -160円
<下宿生>
(注)上記のサイトでは、
「小遣い」の項目がありませんので、
仕送りやアルバイトなどの収入から生活費を
引いた上での、貯金・繰越を
小遣いとして換算しています。
13年 12,140円
14年 12,310円
15年 12,500円
15年前年増額 190円
お小遣いの使い道
くわえて、
大学生のお小遣いの使い道ですが。
「t-news」の
『徹底調査!
大学生は何にお金を使っているのか!?』
という記事によれば、
- 外食費(400人中377人)
- 娯楽・交際費(400人中367人)
- 洋服代(400人中214人)
という結果になっており。
食費や洋服代などは最低限必要としても、
外食費控えたり、
交際費を工夫するなどして
出費を減らしていくのも
ひとつの手かと思われます。
同じく上記サイトの記事では、
支出の中で節約している項目も聞いており、
- 外食費(300人中258人)
- 洋服代(300人中144人)
- 自炊(300人中126人)
ということで、
やはり一番節約しやすいのは
食費ということのようです。
とはいえ、
まったく交友しないわけにも
いきませんし、
なにより、外食もたまの贅沢として
楽しみたい気持もわかります。
そんな方には、少しでも収入を増やす
方法として、
ネットでのアンケート調査に答えたり、
街中でも散髪の練習台として散髪代を
無料にしてくれるところもあります。
大学では、アルバイトに関しては、
大学生活協同組合で探す方法もあります。
色々と探してみましょう。
まとめ
以下の内容を、それとなく親にも
説明してみました。
弟のお小遣いが多い少ないは
おいておいても、
「なるほど。そうなのか……」と、
特に父は興味深げでした。
あまり金額的なことまで助言してしまうと、
弟がまた賃上げに走ってしまうかも
という危惧から、上記のような
在宅でもできるネットビジネスや、
近場のアルバイトなどと紹介してあげました。
事情はさまざまあるかと思いますが、
節約できるところは節約していく、
という考え方が大切かなと思った次第です。