先日、会社を休んだ同僚、その翌日の
出勤から、ずっと雰囲気が暗いんです。
物思いにふけり、悲しそうな顔で、
いつもはしないようなミスを連発。
休んだ日って、確か本人の「体調不良」
だったかな・・・。
彼女どうしたんだろうね、と他の同僚に
話しかけたところ、神妙な顔をしました。
「ペットロスみたいよ。
欠勤したのも、ペットが亡くなったから
なんだって。」
彼女が急に欠勤したことで、その同僚が
1日、彼女がやるべき仕事をフォローした
のを私は知っています。
「ペットが理由って、あんまり気持ちの
いい話じゃないよね。」
と、言うその同僚の気持ちもわかります。
家にもペットがいます。
私だったらどうするんだろう。
いや、世間的にはどう考えられていて、
その時はどうしたらいいんだろう?
ペットのもしもの時に、仕事の折り合い
ってどうつけるべき?
気になるので調べてみました。
世間的にはどうなの?
ペットの死が理由で、会社を休むかどうか
世間的にどう捉えられているのでしょうか。
アンケートサイト「マインドソナー」が
10代~50代男女361名にアンケートをして
みた結果を見てみましょうね。
ペットの死を理由に会社を休んだ経験が ある人は11.1%
ただし、理由を正直に話せたケースは
少ないようです。
自身の体調不良や親族の忌引きなどと
して欠勤した、との答えが多いんです。
学校を欠席するのと違って、仕事を休むと
他の人にも迷惑がかかる、ということは
一目瞭然ですよね。
また、会社を休むという行為について
周囲からはどう見られているのかも、
気になるところです。
ペットの死を理由に会社を休む人を 「ありえない」と考える人は23.8%
仕事をしている以上、その日の業務は
待ってくれません。
欠員があろうとなかろうと、仕事を粛々と
こなさなければなりませんよね。
欠勤があれば、その分の仕事はは残った
人がフォローしなければなりません。
ペットが理由なんて無責任だ、ありえない
と思う人が、世の中には1/4はいるんです。
家族と同じように愛してきたペットが
死んだとしても、社会での現実は厳しい
時もあります。
悲しみに打ちひしがれていても、現実を
受け止めることも必要ですね。
ペットの死に理解ある人もいる
しかしながら、なかなか気持ちの整理が
付かない部分もありますよね。
ペットとの関係が濃密だった人から
すれば、堪えがたい話ですもの。
もちろん、ペットの死が理由で仕事を休む
ことに理解をしてくれる人もいます。
人であれ動物であれ、愛情を持って接して
きたものが居なくなるのは、辛いことです。
近年は、ペットが心のよりどころとなって
いる人も増えてきていますよね。
人によって、悲しみの度合いは違います。
全てにおいて人それぞれに、他人には
計り知れない悲しみや感情があります。
その悲しみを、自分の尺度で判断する
ことはできません。
ペットの死から立ち直る時間や方法は
それぞれ違います。
だからといって、自分の悲しみを理解
してもらおう、という姿勢では仕事は
成り立ちませんよ。
仕事で気を付けることとは?
会社にはペットを飼っている人、いない人
思い入れのある人、無い人など、それぞれ
います。
ペットとの関わり方にも、様々な相違が
あって当たり前です。
仕事で気を付ける事には、次の様な物が
あります。
違う考え方がある事を理解する
自分がそうだから、相手もそうするべき
とせず、そういう考え方もあるんだ、と
思うことが大切です。
自分が欠勤することによって、出勤して
いる人が仕事をしなければならないのは
紛れもない事実ですよね。
仕事に関しては同じ方向性を向いている
同僚だとしても、ペットの件では同じ
意見とは限りません。
現在、日本にもペットの忌引き休暇を
導入している企業が僅かながらあります。
しかし、まだまだペットが理由で仕事を
休む、と真っ向から言えるような社会には
なっていないのが現実です。
休みをもらった時のアフターフォロー
休みをもらった後は、仕事のフォローを
してもらった人に感謝しましょう。
悲しいのは仕方ありませんが、仕事には
持ち込まないよう、けじめをつけて
乗り越えることも必要ですね。
まとめ
調べてみて、自分がその立場になったら
どうするんだろう、と思いました。
私の場合は、家族と同居しているので
ペットの死には家族が対応するんだろう
と思います。
きっと、仕事は休まずに行くんだろうな、
と思います。
しかし、一人暮らしで世話をしていた
ペットなら、そうもいかないでしょう。
その後の対応もしなければなりませんよね。
悲しいだけじゃすまないことがあるのも
事実ですから。
もし、自分が一人暮らしなら、有給を
使って、ペットを葬るようにします。
有給なら、理由は関係ありませんから。
実際、どこまでできるのかわかりませんが
その時には、悲しみに振り回されないよう
ペットとお別れをしたいと思います。