友人がこんなことを言っていました。
「こんど健康診断があるんだけど、
いつまで食事をとっていいんだろう?
前日と当日の過ごし方とかあるのかな」
たしかに健康診断となると、
前日や当日朝の過ごし方にも気を配らないと
いけませんよね。
食事はとってもいいのか?
してはいけないことはあるのか?
ちょっと調べてみました。
案内書の確認をしよう
健康診断の受診前には、
注意事項などが書かれた案内書が渡されます。
手元に届いた場合、かならず、事前に
確認するようにしましょう。
健康診断を受けるにあたって、
注意すべき大切なことが書かれています。
その案内書を、前日や当日に読んでは
意味がありません。
健康診断までに気をつけること、
しなければならないこと、禁止事項などが
書いてあります。
かならず事前に、見落としがないよう
すみずみまで目を通しましょう。
注意事項を守らないと、
正しく診断がされなかったり、
再度受けなければいけなくなったりします。
前日の過ごし方
日ごろから規則正しい生活をすることは
もちろんですが、健康診断の前日は特に、
激しい運動や飲酒を控えて、
夕食は早めに済ませ、ゆっくり睡眠をとって
万全の体調で診断に臨みましょう。
健康診断前日にアルコールを多くとると、
中性脂肪、肝機能、尿酸、血糖などに
影響がある場合があります。
脂質の高い食事は中性脂肪に影響します。
また、胃カメラ、胃バリウム検査、
腹部エコー検査、大腸内視鏡検査がある場合
食事はなるべく消化のいいものにしましょう。
胃に食物が残っていると検査の精度が落ちたり
場合によっては診断不能となってしまいます。
診断前10時間絶食?
健康診断の時間から逆算して、
約10時間前から食事を抜くことが基本です。
たとえば、朝の9時から診断がある場合は
前日の夜11時までに夕食を終えておくこと、
朝食は食べない、といった感じです。
血液検査のうち血糖値、中性脂肪は特に
食事の影響をもろに受けます。
空腹時を想定して数値が設定されているので、
実は空腹でなかったとなると、すぐに
異常値ということになってしまうのです。
検査内容によっては
5時間前や3時間前までなら問題ないという
場合もあります。
事前に渡される案内書をしっかり確認し、
それを守りましょう。
健康診断当日の過ごし方
受ける健康診断の内容や時間帯によっては、
朝食や水分をとることに制限がある場合も
あります。
午前中に診断を受ける人は、前日夜からの
絶食に加え、朝食も抜くのが一般的ですね。
午後からの診断の場合も、
受診の5~6時間前をめどに軽い食事を済ませ
それ以降は絶食することになるでしょう。
細かい指示は
事前に渡される案内書に記してあります。
よく読んでしっかり把握しておきましょう。
食事以外の注意すべきこと
絶食をすると、空腹や口さみしさから
なにか飲みたくなるものです。
水分補給は禁止されないことが多いですが、
水・お茶のみにしましょう。
また、検査の内容によっては
水分の制限がある場合もあります。
案内書を確認し、脱水症状に注意しましょう。
過激な運動は控えましょう。
階段を一気に駆け上がるなどの
息が切れる動きも避けます。
できれば当日の喫煙も控えましょう。
また、尿検査のために、健診の直前の排尿も我慢したほうがよいです。
それから、視力検査がある場合、
メガネを着用している人は、忘れずに
持っていきましょう。
受診項目に合わせて、持ち物も
チェックする必要がありますね。
さらに、以下のことがある場合、
健診する医療機関に申し出るようにしましょう。
血液検査、血圧に影響が出たり、
硬い板の上で検査を行うため痛みによって
検査が難しくなったりする恐れがあります。
医療機関によっては、申し出れば、
胃内視鏡検査に変更してもらうことが
可能かもしれません。
まとめ
血液検査があるときは、10時間前から
絶食をするんですね。
そのほかにも飲酒喫煙を控えたり
睡眠をよくとるなど、注意事項が
たくさんあるんですね。
友人に教えてあげようと思います。