じりじりと暑い日。
しんしんと寒い日。
エアコンのありがたさを痛感中。
ピッとつけたらすぐあったかい
(またはひんやり)。
いやあ、本当にありがたいです。
我が家は、ガスや石油など
暖房器具の使用に若干
制限があるもんですから……。
夏はもちろん、冬場も、
エアコンに頼りっきりです。
壊れたら困る!
毎日神棚のように拝みならが、
リモコンスイッチも
そーっと押してます。
エアコンのお手入れや、長く使うための
ノウハウについても、こまめに調べてます。
大事に大事に、長く長く使う!と
言っておきながら、ついつい
覗いてしまう。
電気店のエアコン売り場。
新しい機種がずらり。いいですねぇ。
物欲しそうな顔で見ていると、
店員さんが笑顔で
「電気代が○○%減りますよ!」
と、寄ってきます。
なぬ?
これってよく言われるんだけど、
本当に、新しいエアコンって
電気代が安くなるのかしら?
一概には言えないみたいです。
というわけで、
エアコンの電気代について、
ちょっと考えてみました。
エアコンの仕組み
そもそも、エアコンって、どうして
ひんやりした風が出たり、
あったかい風が出たりするの?
ひんやりした風が出るのは、
何となくイメージできます。
でも、火を使わないのに
ポカポカって、何だか不思議です。
エアコン暖房のしくみ、
こちらのページに載ってました。
【一般社団法人 日本冷凍空調工業会】
https://www.jraia.or.jp/product/home_aircon/r_structure.html
エアコン暖房の仕組みって、
思っていたよりずっと、難しそうです。
つまり、
冷たい空気でも、集めてきて
圧縮してやるとあったかくなる、
ってことなんですね。
で、圧縮できる機能
(圧縮機=コンプレッサー)が
エアコンに入ってる、と。
そして、この圧縮機の稼動に、
電気代がかかるらしいです。
扇風機とか電気ストーブと違って、
外気の温度が影響してくる……。
となると、電気代を見積もるのも
難しそうですね。
あと、設定温度を何度にしてるか、
これも重要です。
外が0度で、設定温度が25度だと、
25度分の熱エネルギーを
作らなくならなくなっちゃう。
圧縮機は動きっぱなし。
電気代もかかります。
自動設定にしておいたほうが、
電気代が安く済む、と聞いたことが
あったんですが、一理ありますね。
あと、こまめにオンオフするのも、返って
電気代がかかっちゃうらしい。
この場合も、設定温度にするために、
圧縮機が働きっぱなしになるからみたいです。
これも、外気との温度差が影響する
エアコンならでは、ですね。
エアコンのペースで働いて
もらったほうが、よさそうです。
エアコンの電気消費量は?
エアコンのような家電の場合、
10年くらいが、買い替えのタイミング、と
言われているようです。
部品の消耗など考えると、故障の率も
高くなりそうですし、部品が手に入らなく
なったりしそうです。
もちろん、10年より前に、買い替えを
考える人もいると思います。
毎年、新製品が出ますもんね。
では、エアコンは、10年前と比べて、
電気代、どれくらいオトクに?
しかし……エアコンだと、電気代の比較、
なかなか難しいんです。
暖冬や冷夏の年は、エアコンも
働きやすいだろうし、逆の年は、きっと
電気たくさん使うでしょう。
あと、フィルタの交換した後とかも、
違いが出るようです。
一概に比較できない、ということを
頭に入れつつ、ごく一般的な比較資料を
探してみました。
「省エネ性能カタログ2016年冬版」
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/more/pdf/winter2016.pdf
経済産業省・資源エネルギー庁で
作ってる資料です。
この中に、
10年前のエアコンと期間消費電力量の比較
というグラフが載ってました。
これによると、
2006年型は882kWh。
2016年型は816kWh。
その差66。
25円/kwhとして、1650円オトク。
試しに、5年前のカタログも見てみました。
「省エネ性能カタログ2011年冬版」
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/data/seinoucatalog_2011winter.pdf
2001年型 990kWh
2011年型 845kWh
その差145。
25円/kwhとして、3625円オトク。
とすると、もしかしたら、もっと古いヤツは
もっと消費電気量が大きいでしょうか?。
もっと古い資料を漁ってみました。
2008年版が見つかったので、
エアコンのページを見てみると……。
1995年型 1492kWh
2005年型 919kWh
「省エネ性能カタログ2015年冬版」に
載ってる2005年型の消費量と
比較してみました。
その差は573!
14325円の差!なるほど。
20年前のエアコンとの比較なら、
かなり差があります。
10年前のエアコン、もう既に、かなり省エネ!
省エネ技術も、行きつくところまで行った、
ということなのかもしれません。
買い替え時を見極めて
2~30年前のエアコン使ってるなら、
この差は大きい。
買い替えたほうがオトク、というのも
うなずけます。
買い替えたほうがよさそうです。
でも、10年前のエアコンとの差は、そんなに
大きく開いていないような気がしました。
もちろん、消費量が減ることには
変わりありませんので、買いかえれば
電気代は安くなる計算です。
でも、エアコンは高価な家電製品。
買い替えるとなると、迷うところですね。
電気代は10年前と、それほど差がなかったとしても、
新しい機種には、新しい機能がたくさんあります。
10年前では、ハイエンドモデルにしか
ついてなかった機能が、
いまやエントリーモデルでも当たり前に!
効率よく使えば、もっと電気代をおさえることが
できるかもしれません。
使用年数が10年未満の場合は、電気代の他に
新機能なども踏まえて、検討していったほうが
よさそうです。
まとめ
ご家庭の電気代の中で、エアコンが占める割合、
かなり高いと思います。
少しでもオトクに使い続けたい。
そう思いますよね。
20年前ほどの、大きな差はなさそうですが、
10年たったら「そろそろ買い替え時かな」
10年たってなくても「電気代はどうかな」
エアコンにかかる電気代について、
もっと考えてみてもいいかな、と思いました。