ご近所さんで今年の春から
女子高校生になった子と
道端で話をした時の話です。
その子は、真新しい制服を着て、
大きい荷物を持ち、
少し暗い表情をしていました。
私 「高校入学おめでとう。
大きい荷物、持っているね。
何が入っているの？」
高校生「ありがとうございます。
吹奏楽に入部ししたんで、
その楽器です。」
「でも、腹式呼吸が出来なくて、
毎日、練習しているんですけど、
上手くできないんですよ。」
それが原因で、
暗い表情をしていたんですね。
いつもは、挨拶をしてくれる
明るくて良い子なので、
力になりたいです。
吹奏楽で必要な腹式呼吸法の
良い練習法を紹介して、
少しでも役に立ちたいので
吹奏楽で必要な腹式呼吸法の
練習法を調べました。
間違った腹式呼吸法
練習法の紹介の前に、
間違った練習法があることがわかりました。
あの女子高校生も、
間違った練習方法をしている
可能性があります。
お腹に力が入っていれば良い、
というのは間違いで
逆に力の入りすぎは悪影響です。
リラックスできているか、感じることが
大事になります。
大きな声を出せばいい、
というのも間違いで、大きな声を出すには、
腹式呼吸より声帯が関係しています。
大きな声を出すよりも、
吹く息のコントロール法を
身に付けることが大事です。
以上の練習法が、吹奏楽で必要となる
腹式呼吸法の間違った練習法です。
間違った腹式呼吸法は、
逆に悪影響になる場合もあるので、
正しい練習法を身に付けましょう。
吹奏楽で必要な腹式呼吸法の練習方法
音楽専門学校のホームページを
参考にさせていただき、紹介します。
メトロノームを使用しますので、
準備しておきましょう。
腹式呼吸の練習の体制は、
体を前に倒し、わき腹に手をあて、
手を当てた部分が膨らんだり、
しぼんだりするのを意識します。
息を吸う前はリラックスし、
息をすべて吐きます。
この体制が基本になります。
メトロノームを用意して、
６０のテンポに合わせ、
腹式呼吸の練習法を始めます。
- ４拍で吸って、４泊で吐きます。
ゆっくり吸って、ゆっくり吐く練習です。 - ４泊で吸って、１拍ですべて吐きます。
ゆっくり吸って、
いっきに吐き出す練習です。 - １拍で吸って、１拍で吐き出します。
いっきに吸って、
いっきに吐き出す練習です。
今度は、一度息を止めてから吐く練習です。
息を止めるときは、肩の力を抜き、
リラックスしましょう。
- ４拍で吸って、２拍息を止め、
４拍で吐きます。
ゆっくり吸って、息を止め、
ゆっくり吐きます。 - １拍で吸って。２拍息を止め、
４拍で吐きます。
いっきに吸って、息を止め、
ゆっくり吐きます。 - ４拍で吸って、２拍息を止め、
１拍で吐きます。
ゆっくり吸って、息を止め、
いっきに吐きます。
練習法ができたら、今度は
息を吐くときに、歯の隙間から
息を出すようにします。
最後に、息をできるまで吸い込み、２拍止め、
限界まで吐き出せるように、息を吐きます。
腹式呼吸の基礎を身に付けるために、
毎日練習しましょう。
イメージした腹式呼吸の練習法
今度はイメージしながら行う、
腹式呼吸の練習を紹介します。
イメージしながら、
いろいろな呼吸の練習をしましょう。
- 冬の寒い日に手を温めるときに、
手に息を吹きかけるイメージ
息で両手を温めるように、
ゆっくりとたっぷり
息を吐きだします。 - 誕生日ケーキのロウソクを
いっきに消すようなイメージ
顔の前方20㎝くらいのところに、
ロウソクの代わりに人差し指をたて、
いっきに息を吹きかけます。 - 並んだろうそくの火を、続けて消すイメージ
- 風車を続けて回すようなイメージ
誕生日ケーキのイメージと同様に、
指をロウソクに見立て、
指の本数を増やしていき、
次々にロウソクを消していくように
素早く連続で、息を吐きましょう。
一定の吹く量を持続しながら
吹きましょう。
風車の位置を変えるようなイメージで、
近づけたり、遠ざけたりする時の吹き方も
調節しましょう。
息を吐くのは、目に見えないので
イメージしながら練習すると、
練習も楽しめ、演奏の応用にも役立ちます。
まとめ
腹式呼吸の練習法には、効果がない
間違いの練習法もあり、
注意が必要なこともわかりました。
正しい練習法には、
イメージしながらする練習法など、
楽しい練習法もあります。
ご近所の女子高校生にも、このことを伝え、
楽しんで吹奏楽を演奏して欲しいです。
腹式呼吸の練習法に自信がない方は、
練習の方法を見直し、
正しい練習法をしましょう。
