私には、小学校3年になる、甥がいます。
好奇心が旺盛な子で、よく無茶ぶりを言って、
母親である従妹を困らせてます。
で、この間、その従妹から相談がありました。
何でも、例の甥が、
今度は消しゴムはんこに興味を持ったらしく、
作ってみたいと言い出したそうです。
けれど、困ったのは従妹の方。
消しゴムはんこと言ったら、
切ったり、削ったりと言うイメージ。
小学校中学年の子供に、
やらせていいものか、どうか。
判断に悩んだそうです。
それで、白羽の矢が立ったのが私。
消しゴムはんこの作り方を、
教えて欲しいと言われました。
という訳で、
今回は消しゴムはんこの作り方を、
調べてみる事になりました。
ウチの子も、
こう言ったものに、興味を持ち始めた、
と言う親御さん方。
一つ、参考にどうぞ。
消しゴムはんこってどんなもの?
まあ、大概の方は作った事こそなくても、
イメージは出来ると思います。
「消しゴムはんこ」とは、
まんま、言葉の通り。
消しゴムで作るはんこです。
子供のお遊びの一種と思われがちですが、
どうしてどうして。
私物に目印として押したり、
お稽古帳や連絡帳の、「見ました」はんこ。
ちょっとした手紙や、おすそ分けの包みに押したりと、
結構、使い勝手が良かったりします。
消しゴムはんこの作り方
では、肝心の作り方に移りましょう。
何はともあれ、
まずは必要な道具・材料を揃えなければ、
いけません。
必要なものは、次の通りです。
材料
- 学習用消しゴム:1個
- トレーシングペーパー:1枚
- シャープペン(ボールペン不可):1本
- デザインカッター(または彫刻刀):1本
- 工作用カッター:1本
使用するデザインカッターは、
刃の角度が45度以下のものが、
細かい所まで彫れるので便利です。
100円ショップで手に入るので、
確認のほどを。
また、消しゴムは、
柔らかいタイプのものよりも、
少々硬いものの方がいい様です。
それではいよいよ、作成に入ります。
作り方
- トレーシングペーパーに、
用意した消しゴムの大きさを書き取ります。 - 1で書いた枠内に、デザインを書きます。
この時使うのは、必ずシャープペンか鉛筆を。
消しゴムに絵を転写する必要上、
ボールペンや、サインペンは適しません。 - 2の絵を裏返し、
トレーシングペーパーの枠と、
消しゴムの端が、ずれないように重ねます。
トレーシングペーパーの上から擦って、
消しゴムに絵を転写します。 - 消しゴムの、
余白部分をカッターで切り取ります。 - はんこ部分を掘ります。
その際、はんことして残す部分は、
上が狭く、
根元が広くなる台形状に掘ってください。
根元が細いと、
押しているうちに折れてしまい、
折角の図案が、崩壊してしまいます。
まず、絵の外側のラインに沿って、
デザインカッターで切込みを入れていきます。
1周ぐるりと、切リ込みを入れます。
絵の縁から刃を入れ、
土台のほうが太く、台形状になる様に、
斜めに刃を刺します。
刃の進め方は、手前から向こう側に。
カッターを持つ手を固定し、
消しゴムを回転させると、きれいに彫れます。 - 5で切込みを入れた部分がV字になるように、
今度は逆方向から切っていきます。
絵の部分まで切らない様に気を付けながら、
余白から刃を斜めに刺して彫っていきます。
1周彫ると、
モチーフのシルエットが現れます。 - 白抜きで入れる文字の部分を、
手順5~6と同じ要領で、
文字がV字になる様に彫っていきます。
同じ様に、余白の部分もV字に削ります。 - ここで、試し押しをします。
上手く出来ていない部分を、
修正と試し押しを繰り返して、調整します。 - くっきりとはんこが押せるようになったら、
完成です。
動画を載せておきますので、
参考にしてください。
完成後の扱い方
出来上がったはんこは、
プラスチック容器や缶には、
入れない様にしてください。
消しゴムが溶けて、くっついてしまいます。
複数個まとめてしまっても、
互いにくっついてしまいます。
1個ずつ紙に包む等、
互いに触れ合わない様にして、
別々に保管してください。
まとめ
以上が、消しゴムはんこの作り方です。
如何でしたでしょうか?
上達すると、かなり複雑なものも、
作れる様になる様です。
それで、肝心の小学生にも出来るか?ですが、
カッター等、刃物の扱いが細かいので、
危険と思われる方も多いでしょう。。
実際の所、4~5年生くらいの、図工の授業で、
彫刻刀を扱うくらいの歳の子ならば、
やらせてあげても良いかと思います。
それより小さな子は、親御さん同伴で行うと、
いいのではないでしょうか?
危険の回避は大切ですが、過度の心配は、
子供の成長を妨げます。
一緒に行う事で、
安全な刃物との付き合い方を、
教える事も出来るでしょう。
お子さんと一緒に、
楽しい工作の時間を過ごしてみるのも、
一興ではないでしょうか。