美容師をやっている、姉から
針金とか、類を見ない美容師泣かせの髪と
「賞賛」される、私の髪質は、
とにかく剛毛、多い、癖毛で
オマケに、「生え方が変」だそうで
手入れをしないと、はねてしまいます。
それを、数か月に一度、縮毛矯正をかけ
髪自体の重みを利用して、
背中まで、真直ぐのストレートです。
そういうヘアスタイルですので
当然、シャンプーは選びます。
ドラッグストアに行くと、
ノンシリコンシャンプーの、
コーナーが、ありました。
見ていると、値段が高めにもかかわらず
売れ行きは、良いみたいです。
どうして、ノンシリコンが流行り?
と、私は思ったので、姉の店に行った時に
たまたま来ていた、メーカーさんに
その効果を聞いてみました。
そもそもノンシリコンシャンプーって何?
ノンシリコンシャンプーとは、
ジメチコン、シクロメチコン、
シロキ、シリカ、メチコン
のシリコン成分が、入っていない
シャンプーのことなのだそうです。
はい、ここで私の頭は真っ白です。
しかし、それを察したメーカーさんが
わかり易く教えてくれました。
ノンシリコンと言う名を、聞き始めた頃に
よく言われていたことがあります。
シリコンは、髪に被膜を作るので
それが、汚れとなって毛穴につまり、
かゆみや抜け毛の原因となる。
え?ちょっと待って!
そしたら、ノンシリコンが出る前の
シャンプーは、そんな怖い物だったの?
いえ、ノンシリコンは、言葉がなかっただけで
以前からありました、とメーカーさん。
美容院では、昔からノンシリコンだとか。
シリコンで、コーティングされた髪には
パーマ液や、カラーが浸透しにくいので
使わないのだそうです。
では シリコンは何のために入っているの?
それは、シャンプーの時の
指の通りをよくして
髪に艶を出すためです。
確かに、シャンプーと間違って
ボディーソープで洗った時には
指も通らず、髪がきしみました。
オマケに、シャンプーしなおしても
髪が広がって、パサパサで
とても困ってしまったのです。
ボディーソープと、シャンプーは
成分も何もかもが、別物ですが
そういう、きしみやパサつきを
抑えるために、シリコンが、
入れられるそうです。
でも、シャンプーの本質は
髪や、地肌を洗うことですから
シリコンは、必要ないのでは?
そんな考えで、ノンシリコンが
注目されだしたのだそうです。
確かに、シリコンは合成だとか
ノンシリコンは、オーガニックとか
自然派だという印象が、ありますが
シャンプーに使われるシリコンは
豊胸に使う物とは違って、水溶性で網目状で
天然成分からも抽出されていて、安全だとか。
だから、毛穴につまったり地肌を傷めたり
抜け毛が増えたりするのは、
すすぎ残しが、原因であるのだそうです。
シリコンとノンシリコン どちらにもメリットはある
メーカーさんが言うには、
最近は、ヘアスタイルの多様化で
使い分けた方がいいと言うのです。
カラーや髪を梳いて、量を調節して
ふんわりとパーマをかけたりして
髪を軽くするのが、今の主流。
そんなヘアスタイルに合っているのが
ノンシリコンシャンプーで
その効果は
- 軽く洗い上がる
- 根元が立ち上がる
- 髪がサラサラになる
- 髪が細くてボリュームのない人向き
しかし、シリコンシャンプーにも
メリットは、あります。
- 被膜を作るので、きしみを防ぐ
- ドライヤーの熱にも強い
- 広がる髪を抑えてまとめる
- 髪同士の、摩擦を防ぐ
なるほど。
と、メモしたところで
姉が口を開きました。
「だから、貴女の針金には
シリコン入りの方がいいのよ」
姉が、わたしに美容室用ではなく
ドラッグストアにある、某シャンプーを、
勧める理由が、ここでわかりました。
さいごに
コーティング剤が、入っていないのが
ノンシリコンシャンプーだとわかりました。
でもここで一つ、落とし穴があったのです。
それは、コンディショナーや
トリートメントには、シリコンが
たっぷり入った製品が、多いという事。
ノンシリコンと言っているのは
シャンプーだけですから、
トリートメントや、コンディショナーには、
余り関係がないらしいのです。
そこを突っ込んだら、姉が
「だから、よくすすいでね」
と言いました。
まとめると、
シリコン入りであれ、ノンシリコンであれ
どちらにも、メリットはある。
髪と地肌に、とっても大事なのは、
とにかくよくすすぐ事
なのだそうです。
サラサラの髪にしたい人は、ノンシリコン
しっとりと落ち着かせたいなら、シリコンと
それぞれの髪質や、髪型に合わせて、
使い分けるのが、効果的である
ということがよくわかりました。