10月15日が、ユニセフが定めた
「世界手洗いの日」だと
皆さんは知ってましたか?
風邪や下痢などの
ウイルス性の病気予防には
手洗いは欠かせません。
ただ、その一方で
「手洗いをし過ぎるのも良くない」と
言われているのです。
では、手洗いは何回くらいが
理想的なのでしょう?
それとも、回数ではなく
手洗いの方法やタイミングなどが
重要なのでしょうか?
今回は、理想的な手洗いについて
調べてみました。
日本人の手洗い
日本の子供たちが調査員となって
「手洗い白書」というデータを
作成しました。
そのデータから
いくつか紹介しますね。
一番多かった答えは、10回でした。
女性に比べると、男性の回数は少なく
1日3回以下の人が
20%もいました。
まとめると
女性より男性の方が時間が短く
大人より子供の方が短いです。
従って、お父さん世代(40~49歳)と
男児・男子(0~19歳)の手洗い時間が
少ないということになりますね。
具体的な手洗い時間については
約半数の人が「20秒以下」と
答えています。
これは、「したふり手洗い」とも言われ
手洗いの効果は弱いようです。
帰宅時・トイレのあと・動物などに触ったあと
料理をする時・食事の前、となっています。
正しい手洗い
不十分な手洗いは、手にばい菌を
残してしまいます。
そして、そのばい菌が
ふたたび自分の身体の中に入ったり
他の人に感染させてしまって
疾病の原因となります。
ちなみに手洗いの理想的な時間は
ハッピーバースデーを2回
歌える時間と言われています。
ゆっくり歌ってみると
50秒くらいですね。
ちょっと手洗い時間が短い
お父さんと男の子は
一緒に歌いながら
手を洗ってみては
いかがでしょう?
毎日、ハッピーバースデーの
歌声が聞こえる家庭って
ちょっと素敵かもしれませんよ!。
手洗いの注意点
親指や手首のまわりなども
しっかり洗いましょう。
手洗いしてはいけません。
きちんと洗えないので
必ず外してから洗いましょう。
エプロンで拭いてはいけません。
せっかくキレイになった手を
汚さないように
清潔なタオルで拭きましょう。
アルコール消毒はダメです。
水分が残っていると
アルコールが薄まって
効果が低くなってしまいます。
まとめ
人間の手には
「常在菌」と呼ばれる菌が
生息しています。
この常在菌は、外からの病原菌などから
身体を守る働きを持っています。
そのため、極端に手洗いの回数が
多い人は、この常在菌が少なくなって
細菌が体の中に入りやすく
なってしまいます。
「手洗いが多すぎてもダメ」と
言われるのは、このためです。
理想的な手洗いは回数ではなく
丁寧に洗うことが大切なんですね!