私は子供の頃から歯医者がものすごく苦手です。自分はまだ待合室でも、歯医者のにおいと他の患者さんの歯を削っている音で汗が止まらない程苦手です。
私の場合、歯がぎっしり詰まり過ぎて真っすぐに出てこられなかった歯なんかもあり、とにかく虫歯になりやすかったので歯医者には相当通いました。個人的には削るくらいなら抜いてくれと思っていましたが、永久歯は一本も抜かずに済んでいます。
先日、本当に久しぶりに虫歯になり仕方なく病院へ行きました。虫歯以外に先生が気になったのが無理矢理生えてきてしまっていた要らない歯。治療ついでに、虫歯になりやすいから抜いてしまおうと言う事になり、抜歯しました。
抜歯後に悩んだのが歯磨きです。子供の頃以来の抜歯で忘れてしまって・・。抜歯した所だけ避ければいいかと磨いたのですが、血が止まらず焦りました。結局、またガーゼで止血したのですが・・。そこで、抜歯後の歯磨きはいつからしていいのか気になったので調べて見る事にしました。
抜歯当日の歯磨き
結論から言うと、私がしたように抜歯箇所以外を磨くのは当日でも大丈夫なようです。口の中を清潔にする事は、早く治すためにも必要だからだそうです。
ただ、細心の注意を払って傷口部分を触らないようにしなくてはいけません。歯磨き粉も普段使っているものでいいですが、量は少なめにした方がいいようです。
抜歯した場所によっては、他の歯を磨くのが難しい場合がありますよね。その場合は、普段使っている歯ブラシではなく、小さめのヘッドの歯ブラシやピンポイントで細かく磨けるタフトブラシを使用すると磨きやすいです。
出血や腫れの症状がひどい時は、抜歯当日に無理に歯磨きをしなくても良いです。
抜歯後のうがいについて
歯が磨けないならうがいをしたいと思う方も多いと思います。出血があるので、口の中も気持ち悪いですよね。うがいなら良さそうと思うかもしれませんが、抜歯当日はうがいはしない方がいいようなんです。
翌日からはうがいをしてもいいのですが、口の中で水をゆっくり移動させるような感じで優しくゆすいでください。歯磨き同様にうがいにも注意が必要な理由は、歯を抜いた後開いた穴に出来る「血餅」が剥がれ落ちてしまうからなんです。
「血餅」とは
歯を抜くと、当然ポッカリ穴が開きますね。歯を抜くとその周りの歯茎から出血して開いた穴に溜まっていきます。溜まった血はしばらくすると「血餅(けっぺい)」と言ってケガした時のかさぶたの様なものが出来ます。
かさぶたはカサカサしていますが、血餅はブヨっとしていて柔らかいのが特徴です。血餅は傷を治すのにとても大切なものなんです。血餅には、傷口への細菌感染を防ぐ役割があります。
口の中は細菌がたくさんありますから、血餅が剥がれ落ちてしまうと傷がいつまでたってもふさがりません。菌が入ってしまうと治るどころか痛みも増し病院へ行くはめになります。血餅を守る事を意識して歯磨きもうがいもすると良いですね。
血餅は一週間くらいで自然となくなるようです。歯を抜いて一週間は注意が必要なので、思わずブクブクっと勢いよくうがいをしてしまう事のないように気をつけましょうね。
抜歯後に注意する事
歯を抜いた当日は、血も完全には止まらない事が多いと思います。何を食べても血の味がして食欲もなくなるかもしれませんが、治療には体力が必要です。特に、親知らずを抜いて縫ったなんて場合は特に食べて栄養をつけた方が良いと思います。
とは言え、食べ物が傷口を触らないように食べなければいけないの大変です。歯を抜いてから血餅が落ち着くまでの3~4日は、おかゆや麺類など柔らかいものを食べると良いと思います。
アルコールですが、飲酒をすると血行が良くなり血が止まりにくくなります。毎日晩酌する人にはツライですが、2~3日は頑張って控えましょう。
まとめ
歯を抜いた当日でも歯磨きはしても良いという事がわかり少し安心しました。ただ、元々が大雑把な性格の私は細心の注意など払わず適当に磨いたので、出血してしまったんですね。それにしても、歯を抜くとその後がしばらく大変ですね。
体調を崩した時と同じように、普段何気なく当たり前にしている事が出来ないってかなりストレスにもなりますよね。食べる時も気を使うし、また傷口から出血するかも!?とビクビクしながら食べるのも疲れます。
お酒が大好きな私には何より飲めない事がつらかったです。と言っても翌日には我慢できず飲んでしまいましたが・・。これから歯を抜く予定の方は参考にしてみてくださいね。