社会人の娘が、酷い肩こりに
悩まされている様子で、最近
元気がありません。
湿布にストレッチにお風呂での
半身浴、色々試したのだけど、
肩こりはなかなか頑固な様です。
整形の病院へは待ち時間もあって
わざわざ肩こりで行くのは億劫
なのだとか。
そういえば、姉がこの前岩盤浴に
行って肩が楽になったと、嬉しそうに
電話をくれた事を思い出しました。
娘に岩盤浴を提案すると、
「サウナみたいなのでしょう?
この前社員旅行で温泉行った時、
サウナ入ったけど肩はあんまり、
っていう感じだったよ。」
という回答。でも実際体験した姉の
感想も捨て置けない。
そこで岩盤浴が肩こりに効く
といわれるそのメカニズム
について調べてみました。
肩こりの原因
肩こりの原因は様々です。
ストレスや目の疲れ、姿勢や
年齢による筋力低下等、
数多くあります。
なかでも代表的な2つの原因を
見てみます。
筋肉の疲労
長時間同じ姿勢でパソコンや
スマホをいじっていると、
肩の辺りが痛かったり、
重だるかったり。
これは長い時間同じ姿勢を続けて
筋肉がこわばり、疲れてしまった
からです。
そうなると血管から筋肉に酸素
が届かず、筋肉内のブドウ糖
が燃焼できなくなります。
この不完全燃焼のブドウ糖が
老廃物となり、神経を圧迫して
肩の痛みに繋がるようです。
血行障害
運動不足や体の冷えなどの原因で、
血液がスムーズに流れないと、
痛みの原因となる老廃物が
筋肉(ここでは肩)に留まり
排出できません。
また、フレッシュな血液が
流れ込めないので、いつまでも
肩の筋肉は酸素不足になります。
これが慢性の肩こりとなるようです。
体の毒素って何?
岩盤浴にセットでよく聞かれる
言葉が、「デトックス」です。
意味としては、「体内の毒素を
体の外に出す」メカニズムを
指すようです。
この「毒素」って一体どんな
モノを指すのでしょうか?
大きく2つに分類できるようです。
- 体内毒素
- 体外毒素
体の中で作られる老廃物のことです。
先述した不完全燃焼のブドウ糖も
そうですし、代謝されてできた
乳酸や尿素などがそれに当たります。
おならとして出るガス成分も
含まれるようです。
食事を通して体に入ってきた
有害金属のことです。
水銀やカドミウム、ヒ素など
聞くと怖くなるような物質です。
工場の排水や排ガス等で海や
大気中に放出された有害物質が
雨となり、土に降り農作物を潤すので、
自然と私達はこれらの有害金属を
口にしていることになるようです。
岩盤浴のデトックス効果
この二種類の毒素を岩盤浴で
どのように排出するのでしょうか。
体外毒素は皮脂腺から
人の皮膚には汗腺と皮脂腺が
あります。
- 汗腺(エクリン腺)
- 汗腺(アポクリン腺)
- 皮脂腺
脂肪等を排出する
汗をかいて体内の温度調整をする
フェロモン的な臭いを出す
最後に挙げた皮脂腺から、
水銀等の有害金属である
体外毒素が排出される様です。
金属は水に溶けにくい為、
脂肪とくっついて体内に
溜まっていく性質があるからです。
この皮脂腺は、軽い運動やサウナ
などではなかなか開きづらく、
遠赤外線でじんわり体内を
温める岩盤浴で、開きやすく
なる様です。
体内毒素は腎臓から
岩盤浴では大量の汗をかきますが、
これはエクリン腺から出される温度
調節の為の汗になります。
つまり代謝で出来た老廃物は、
汗からは排出されないことに
なります。
では、肩に溜まった老廃物は、
岩盤浴でどう排出するのでしょう?
老廃物を排出するのは腎臓です。
腎臓に老廃物を運ぶのは血液です。
つまり、汗をかいて体内の代謝を
上げることで血行がよくなり、
老廃物を腎臓に運ぶ回数を増やして
体内毒素を排泄する頻度を高める
という仕組みです。
まとめ
デトックスのレクチャーを受けた
娘が、
「沢山汗かいて、血行よくして
肩に溜まった老廃物を血液さんに、
腎臓まで運んでもらって
コリの原因を出すわけね。
ついでに聞くだけで怖くなる
有害金属と皮脂腺全開で
さよなら出来るのかぁ。」
とふむふむ頷きながら、岩盤浴に
出かけて行きました。
翌日に感想を聞いてみると、
「寝そべって汗をかいてる時、
血液が頑張って老廃物運んでる
の想像しちゃった。
リラックス出来たし肩も楽になった
気がするよ。昨晩は久しぶりに
ぐっすり眠れたもの。」
と、岩盤浴をすっかり
気に入った様子。
私も肩が齢のせいかガチガチなので
今度は母と娘で一緒に岩盤浴デート
しようかなと思いました。