早口言葉、得意ですか?
私は、早口な方ですが、早口言葉は苦手です。
私の好きなアーティストが
ラジオ番組で、MCを務めているのですが、
滑舌が悪く、よく噛むので一時期、
創作早口言葉を、リスナーに
募集したことがありました。
成果の程は、さておき(笑)。
早口言葉の中には、
- あぶりカルビ
- バスガス爆発
- 東京特許許可局
のように、短い物もありますが、
- 李も桃も桃のうち、桃も李も桃のうち
(すもももももも もものうち もももすももももものうち)
のように、長い物もあります。
そこで、長い早口言葉の中で、
比較的、短めなものから、本当に長いものまで、
レベル別に集めてみました。
上手く言えなくても、大丈夫!
最後に、早口言葉をうまく言えるように
なるコツを教えちゃいます。
初級
- 赤パジャマ青パジャマ黄パジャマ茶パジャマ
- 坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた
- 駒込のわがまま者 中野の怠け者
(あかぱじゃまあおぱじゃまきぱじゃまちゃぱじゃま)
(ぼうずがびょうぶにじょうずにぼうずのえをかいた)
(こまごめのわがままもの なかののわがままもの)
これらは、簡単でしたかね。
というのも、最初の2つは子音と母音の
組み合わせが、テンポ良く、
刻まれているからです。
それに対して、最後の1つは、
鼻にかかった音、鼻音の「ガ」行と
「ナ」・「マ」行の音が連続するので、
アナウンサーでも、発音しにくいそうです。
中級
- お綾や親にお謝り お綾やお湯屋に行くと八百屋にお言い
- かえるぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ 合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ
- 進出シャンソン歌手総出演新春シャンソンショー
(おあややおやにおあやまり おあややおゆやにいくとやおやにおいい)
(かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ)
(しんしゅつしゃんそんかしゅそうしゅつえんしんしゅんしゃんそんしょー)
これらを、3回続けて言ってみるのは
どうでしょう?
さすが、アナウンサー、という動画をどうぞ!
上級
- この竹垣に竹立てかけたのは、竹立てかけたかったから、竹たてかけた
- 歌唄いが来て歌唄えと言うが、歌唄いくらい歌うまければ 歌唄うが、
歌唄いくらい歌うまくないので歌唄わぬ - 豚が豚をぶったらぶたれた豚がぶった豚をぶったので、ぶった豚とぶたれた豚がぶったおれた
- 久留米の潜り戸は栗の木の潜り戸 潜りつけりゃ潜りいい潜り戸だが 潜りつけなきゃ
潜りにくい栗の木の潜り戸だ
(このたけがきにたけたてかけたのは、たけたてかけたかったから、たけたてかけた)
(うたうたいがきてうたうたえというが、うたうたいくらいうたうまければ
うたうたうが、うたうたいくらいうたうまくないのでうたうたわぬ)
(ぶたがぶたをぶったらぶたれたぶたがぶったぶたをぶったので、
ぶったぶたとぶたれたぶたがぶったおれた)
(くるめのくぐりどはくりのきのくぐりど くぐりつけりゃくぐりいいくぐりどだが
くぐりつけなきゃ くぐりにくいくりのきのくぐりどだ)
一番最後に紹介したものは、昔から
早口言葉の代表的なものとして、
知られている、有名なものです。
恐らく、長い早口言葉の、代表格では
ないでしょうか。
古典落語の小噺でよく使われる、
「寿限無」(じゅげむじゅげむ・・・)が、
最も長い早口言葉、という説もありますが、
これは、意見が分かれるところです。
上手に言えるコツ
早口言葉が上手く言えないのは、
発音した後の、舌が緊張している為、
次の位置に移れないから、と言われています。
早口言葉の練習には、
- 肩の力を抜いて、口の中を素早く緩め、
すぐに次の準備をする。 - 舌が動く速さを鍛える為、早口言葉を
敢えて、遅口言葉で練習する。
おわりに
早口言葉には、読んで覚えて、声に出す事で、
大脳が活性化され、脳トレや認知症予防に
効果があるそうです。
ある自治体では、介護保険の地域支援事業の
一環として、早口言葉を使った脳トレを
推進しているくらいです。
長い早口言葉ほど、覚えた言葉の
記憶を探す、前頭葉を刺激するので、
脳は、通常よりも活発に動きます。
記憶力には自信がありませんが、
そこまで言われると、やってみようかな、
という気になってみました。