友達の子供が幼稚園で音楽会が合ったことを話してくれました。友達の子供はピアニカを演奏し、練習をたくさんしたと教えてくれたのです。
ピアニカの他には、太鼓やカスタネット、トライアングルなどいろいろな楽器があり、中でもピアニカが多かったと言っていました。しかし、中にはピアニカが良かったと泣いていた子もいたのです。
それを聞いた保護者が幼稚園に電話して理由を聞いていたということも教えてもらいました。
幼稚園の音楽会の楽器決めは、先生が行っていて、子どもたちの希望も聞いているとのこと。
幼稚園では一体どのように音楽会の楽器決めをしているのでしょうか。詳しく聞いてみることにしました。
音楽会で使う楽器の種類
音楽会では、ピアニカやカスタネット、タンバリン、木琴や鉄琴、太鼓などがあります。どの楽器もいい楽器でそれぞれ演奏したいと思う楽器はあると思います。
ピアニカは、簡単なドレミから始まって曲をひいてみたりしますし、太鼓はドーンと鳴らしたり、トントンと叩いたり音の鳴らし方の違いを知るという意味で楽しいと思います。
音楽会に向けての楽器決めをするのですが、どのような感じで行うのでしょうか。
楽器はどうやって決めるの?
音楽会の楽器決めをするのは先生です。決めるのに2ヶ月位かかるといいます。なかなか決めるのが大変だと言われているのです。
必ずしも自分がやりたいという楽器は当たりません。楽器の決め方は、まず、どんな楽器があるのか、どんな音が出るのかを見せます。そして子どもたちに希望の楽器を聞くのです。希望する楽器の数が多いところは分ける必要があります。
希望の楽器が当たらなかった子はがっかりしますが、その子達には、「このパートが上手にできないと他のパートが上手にできないんだ。だからこのパートは大事なんだよ。
それで〇〇ちゃんにおねがいしたんだ」と声をかけます。そうするとその子は任された楽器のパートを頑張ろうとするのです。
ピアノが弾ける子でも弾けない子でも、リズム感がある子、ない子でもいろんな楽器を任されます。みんな最初は楽譜が読めません。
しかし、練習するうちに弾けるようになるといいます。打楽器も同じです。リズムを取るのが難しくても何回もやるうちにリズムが取れるようになります。
楽譜が読めなかったり、リズムが取れなくても大丈夫?
殆どの子が楽器に触るのが初めてです。最初は使い方から教えてくれますよ。ピアニカの場合は、どうやったら音が出るか、「ド」に場所はどこかなど基本的なことから行います。
中にはピアノを習っていて「ドレミ」以外の音を知っている子もいますが、ドの場所にシールを貼ったりするので心配ありません。
楽器選びに納得しない親
子供は初めはがっかりしても、練習するうちに自分の楽器のパートが好きになります。しかし、子供から演奏する楽器を聞いた親は、「どうしてうちの子はこの楽器なの?」と幼稚園にクレームを入れる場合があるのです。
たとえば、ピアノを習っていて引くのが上手な子がパーカッションを担当したことについて「どうしてピアノじゃないのですか。」と言ったり、目立つ楽器や演奏するところが多い楽器にしてほしいなど親からの要望がたくさん来ます。
子供は気持ちを切り替えて演奏の練習をしているのに親だけは納得がいかずという状態です。
どの楽器もいいところがある。
音楽会でピアニカはほとんどの子が演奏しますが、パーカッションを担当する人は限られています。音楽会での位置的には、後ろで演奏しますが、リズムをとったり、他のパートとは違うメロディーを演奏したりと魅力的な楽器なのです。
ピアニカはメインのメロディーを演奏するので花型という感じがしますが、パーカッションを担当する子は器用な子だったり、楽器の演奏に慣れている子たちもいるのでいいパートだと思います。
トライアングルやカスタネット、鈴、マラカスなどはあまり目立つ楽器ではありませんが、自分の子供が楽器をならしているというだけでもすごいと思いますよね。
演奏が簡単だからとか、演奏するパートが少ないとかは関係ありません。
まとめ
幼稚園の音楽会の楽器決めについてまとめました。ピアニカの他にパーカッションを担当する子もいますが、みんなたくさん練習をしています。少人数のパーカッションもとても魅力的です。
先生は、その子の普段の頑張りを見てその楽器を任せているのではないでしょうか。どの楽器を担当していても子供が一番すごいと思いますよね。幼稚園で頑張って練習してきた子どもたちの頑張りを褒めてあげたいですね。