今日のニュースで言っていました。「梅雨入りをしました」と。この季節何がイヤって雨が降ると、どうしても部屋の中に洗濯物を干さないといけないこと、干す場所にも困るけど、一番嫌なことは、生乾きの時の雑巾のような臭い
さっきも息子に「お母さん、このＴシャツ臭い！」って言われたばかり。
こんな雑巾のような臭いの服、我慢して着る、って気持ちにはなりませんよね。
でもどうしてあの嫌な雑巾のような臭いが出るんでしょう？
いい解決方法はあるんでしょうか？
あの雑巾のような臭いの原因は？
きれいに洗ったはずなのに、部屋干しをするとあの嫌な雑巾のような臭いが出てしまう、これって何？
それは生乾きの時に起こるモラクセラ菌の仕業なんです。
モラクセラ菌とは、人や動物の粘膜にいる常在菌なんです。常在菌とは、私たち健康な人の身体に普通に存在している菌のことです。
このモラクセラ菌そのものがあの嫌なにおいを発生させるわけではありません。この菌が、洗濯物についている汗などの水分や、皮脂、たんぱく質などを栄養分として、臭いの素となるものを出しているのです。
雑巾のような臭いの原因1:洗濯物を直接洗濯機の中へ
我が家でも毎日のようにやっていました。主人や子供たち、外から帰ったら靴下とか、汚れた体操着をまっすぐ洗濯機にポイッ！
これも原因の一つなんです。どうせ一緒に洗濯するんだし、洗濯機の中に入れてくれた方が私の手間も少しは省けるのでその方がいいって思っていたんですが、
これが大きな間違いだったのです。
洗濯槽の中で、モラクセラ菌を増殖させてしまっていたんです。
しかも洗濯するのは、数時間あと。その間どんどん菌は増えていっています。もし蓋をしてしまっていたら、菌は逃げ場がありません。
雑巾のような臭いの原因2:洗濯物をそのままにしておく
洗濯をしてしまえばそれでいいというものではなかったのです。生乾き臭、というくらいです。洗濯が終わって洗濯物に水分が含まれたままの状態で、
何時間も経過してしまったら・・・同じように菌が増殖してしまうのです。
雑巾のような臭いはどうすればいい？
雑巾のようなにおいに対する対策には、以下の4つの対策があります。
雑巾の様な臭い対策1:カゴを分ける
ちょっと場所を取ってしまいますが、洗濯カゴを二つ用意します。一つは洗濯前のもの。もう一つは干すときに使うものと分けておきましょう。
つまり、洗濯物は洗濯するときに洗濯槽に入れる
雑巾の様な臭い対策2:まとめ洗いは避ける
家庭によっては、お休みの日にまとめて洗濯をするという場合もあるでしょう。でも一度に洗濯物を詰め込みすぎないこと。十分に回らないと、汚れも落ちません。
面倒でも2～3回に分けて洗うことをお勧めします。また最近では、『部屋干し用洗剤』もあるのでそれを使ったり、漂白剤を使うことも有効です。その時、洗剤の量は適量を守ること。多くすればいいってものではありません。
雑巾の様な臭い対策3:洗濯が終わったらなるべく早く干す
朝はどうしても忙しいもの。夜に洗濯機を回しておいて、朝干したり、出勤前に洗濯をして、帰ってから干したり。ついやってしまいがちですが、これもやめましょう。
部屋干しの場合、風通しが重要です。風が通りにくい部屋の隅は避けた方がいいでしょう。また洗濯物同士が引っ付いているとやはり風通しが悪くなります。
扇風機や除湿器を活用するのもいいでしょう。
雑巾の様な臭い対策4:洗濯槽の洗浄
月に一度は洗濯槽も、洗浄しましょう。洗濯機が汚れていては洗濯物もきれいにはなりません。洗濯槽を乾燥させることも大事です。洗濯機のふたは開けたままにしておきましょう。
一度ついてしまった臭いはどうする？
もう一度洗濯のやり直しです。この時、50～60℃くらいのお湯に漂白剤を入れ浸けおきし洗います。ただし洗濯物を傷めることもありますので、表示の確認をお忘れなく。
また、この菌は、熱に弱いので、アイロンをかけることもいいでしょう。
もし臭いの付いた服をどうしても着なくてはならない時は、消臭スプレーをしつこくかける方法もあります。でもこれはあくまで応急処置です。完全ににおいが消えるわけではありません。
まとめ
あの雑巾のような生乾き臭は、部屋干しをした時にだけ発生するものと思っていましたが、実は洗濯をする前から気を付けなければいけないことがたくさんあったんですね。
原因がわかってびっくり。私は間違いだらけの洗濯をしていたんですね。(反省)朝服を着替えるときとか、お風呂上がりの時バスタオルが臭いなんて絶対嫌ですよね。
この梅雨の時期だけでなく、春は花粉や黄砂、冬の天気が悪く外に出せない時期など、部屋干しをする機会は結構たくさんあるんですよね。
さあ、今日から始められることばかりなのですぐに実践です。まずは洗濯槽からきれいにしましょうか！！
