私の従姉妹には、小学生の息子がいます。その子がこの間、学校からある宿題を出されてきました。
理科の宿題で、内容は「磁石を使って、何かおもちゃを作ってきてください。」というものでした。
従姉妹は夜まで仕事をしているので、宿題を手伝う事が出来ません。なので、あまり手の込んだものは無理です。なので、小学生に作れる程度のもので、磁石を使った工作物がないかと思ったそうです。
それで、私に依頼がきました。前記の条件を満たす、お手製磁石のおもちゃ。何か気の利いたものはありませんかという事です。そこはそれ、可愛い甥っ子の為。
一つ、調べてみる事にしました。
そこで見つけたものを少々、ご紹介したいと思います。
その1・ぴょんぴょんチョウチョ
磁石の反発を利用して、チョウチョの絵をぴょんぴょんと跳ね飛ばすおもちゃです。複雑な構造ではないので作りやすく、小学生の工作にはピッタリです。
材料
- 紙コップ1個
- ストロー4本
- 画用紙1枚
- ドーナツ型の磁石3個
使う道具
- はさみ
- セロハンテープ
- ボールペン
作り方
- ストロー4本を1つに束ねた後、セロハンテープでまとめます。
- 画用紙に紙コップの口を当て、それに沿って円を描いた後、切り取ります。
- 紙コップの底に、ボールペンの先端で1,で作ったストローの束が挿せる位の大きさの穴を開けます。その穴にストローを挿し込み,2,で作った丸紙で蓋をします。
- ストローにドーナツ型の磁石を3個を通し,一番上の磁石にちょうちょうを型どった飾りをつけて完成です。
遊び方
一番上のチョウチョの付いた磁石を指で下まで押し込みます。手を放すと,磁石の反発力でちょうちょうが上下に揺れます。
概要
構造を理解すれば、磁石の数を増やす・磁石の向きを変える・ストローの長さを変える等、作り方を変えたり、押す強さを変える・どれだけ高く飛ぶか競争する等新しい遊び方を考えたりする事が出来ます。
磁石の性質を理解させ、小学生の知的好奇心を刺激するにはピッタリのおもちゃであると考えられます。
その2・ころころリス
こちらも利用するのは磁石の反発力。リスの絵を輪回しよろしくクルクルと走らせる、見た目にも楽しいおもちゃです。
材料
- ガムテープの芯・1個
- フェライト磁石・5個
- 割りばし・1膳
- 丸いシール(赤・青)・各5枚
道具
- はさみ
- セロハンテープ
- 画用紙
作り方
- 5個のフェライト磁石を重ねます。磁石の上の面には赤のシール、下の面には青のシールをそれぞれ貼ります。
- 画用紙をガムテープの芯の大きさに合わせて丸く切り取り、リスの絵を描きます。それを、芯の片面に貼り付けます。
- ガムテープの芯の内側に,磁石をセロハンテープで4つ貼ります。磁石は,赤いシールが内側に来る様に貼り付けます。
- 割り箸の先に、残りの磁石をセロハンテープで固定します。
遊び方
割り箸の磁石が付いた方をガムテープの芯に近づけると,芯が転がり、リスの絵がコロコロと走ります。
概要
こちらも構造を理解すれば、チーズの空き箱等に材料を変える、磁石を貼る数、貼る向き、貼る位置を変える等して変化を楽しめます。
遊び方の工夫としては、磁石を近づける速さを変える、近づける磁石の表と裏を変える等して、性質の変化を楽しめます。
また、コースを作って,スタートからゴールまでの速さを競う。2人で向かい合って転がし,相手のゴールに先に入れるのを競うなど、よりアクティブな遊び方も出来ます。
インドア的な側面の多い磁石のおもちゃとしては珍しく、小学生の遊び心を強く刺激する側面を持っています。
まとめ
今回紹介したのは、あくまで例の一部です。磁石の性質を理解させれば、小学生でも色々なおもちゃを作り出す事が出来ます。
親子でアイディアを出し合い、楽しい時間を作って絆を深め合ってみてはいかがでしょうか?