月が変わって
カレンダーをめくるたび
「次の祝日は、いつかなぁ」
無意識に赤い数字を
探してしまいます。
特に、6月7月は祝日が少ないから
『海の日』は
いつも待ち遠しい!
ところで……。
『海の日』って、何なんでしょう?
どういう意味?
職場で、カレンダー見ながら
そんな話になったんですが、
「え~?海開きの日じゃないの~?」
「ペリーが来た日でしょ?」
「日本人が始めて海水浴した日だろ?」
うっ、誰も知らない。
でも、そう言われてみると……。
祝日の意味や由来って、
意外と知らない。
『体育の日』って、1964年の
東京オリンピック開会式の日でしょ?
10月の第2月曜日。
こどのも日は、端午の節句ですよね。
『建国記念の日』は紀元前660年に
初代天皇である神武天皇が
即位した日。2月11日。
『昭和の日』は、昭和天皇のときは
天皇誕生日だったですよね。
4月29日。
では『海の日』は?
平成7年に決まった、新しい祝日。
ニュースとかで、意味や由来、
聞いたような気がするんだけど……。
気になる!
そんなわけで、
祝日『海の日』の由来、
調べてみました!
『海の日』は何月何日なの?
平成7年(1995年)に決まって、
翌年から始まったされた祝日。
そうそう!
もともとは、7月20日だったんです。
それが、ここ何年かは、
ハッピーマンデーの影響で
7月の第3週の月曜日、ということに。
ハッピーマンデーとは、祝日を
月曜日に移動させて、
三連休にする制度。
もっと連休とろう!休もう!
ということで、定められました。
平成12年(2000年)に、
『成人の日』が、1月15日から1月の
第2月曜日に移動したのが一番最初。
いっぺんに全部の祝日が
ハッピーなマンデーに
なったわけじゃなくて、
少しずつ移行しているんですかね。
今のところ、ハッピーマンデーな
祝日は、『成人の日』『海の日』
『敬老の日』『体育の日』の4つ。
『春分の日』はもともと、
ハッピーマンデー関係なく
3月20日だったり21日だったり
してた祝日。
他の祝日は、
ハッピーマンデーじゃなく
日にちは毎年固定なんです。
どの祝日も全部
ハッピーなのかと
錯覚してましたよ!
と、いうわけで、
そんなハッピーマンデーな
『海の日』はというと、
7月の第3月曜日ですから、
- 2017年は7月17日(月)
- 2018年は7月16日(月)
- 2019年は7月15日(月)
- 2020年は7月20日(月)
こんな感じになります。
けっこうバラバラ。
でも、この季節に連休って
子供たちが喜びそうですよね。
もともとは『海の記念日』だった?
国民の祝日に関する法律
(祝日法)によれば、
海の恩恵に感謝するとともに、
海洋国日本の繁栄を願う
という意味の祝日なのだそうです。
で、その由来はというと?
1876年(明治9年)、明治天皇が船で
東北・北海道御巡幸に出て、
7月20日に無事、横浜に戻ってきた
という日なんだそうです。
50日くらいかけて船旅を
続けたそうですよ。
海が荒れた日もあったそうです。
で、この日を、1941年(昭和16年)に、
「海の記念日」にしよう、と
いうことになったわけなんです。
最初は、祝日じゃなくて
記念日だったんですね。
祝日は、「祝日法」っていう
法律があって、それに基づいて
国会で決めているもの。
国民みんながもっとゆっくり
生活できるように、近年、祝日を
増やす傾向にあるわけで、
7月に何か祝日を、ってことで
「海の記念日」が祝日に
選ばれた、ということらしいです。
唐突に「明治天皇が……」なんて
言われても、
覚えにくい感じもするので、
「海の記念日が祝日に昇格した」
って覚えるようにすると、
いいかもしれません。
まとめ
日本はまわりをぐるっと
海に囲まれてます。
四方、海。
はるか遠く、大昔から、
海と深くかかわってきました。
そんなところから、
海に関する祝日を、という
動きが高まったみたいです。
7月の第3月曜日、『海の日』。
海について、改めて
いろいろ、考えてみるのも
いいかもしれませんね。