寝不足気味の朝は、いつも肌の調子悪く、
ガサガサ、ゴワゴワです。
目の下のクマもさることながら、何となく
肌が下がっている気さえします。
こんなテンションの下がる朝に、決まって
発見するのが、吹き出物なんです。
困ったことに、一度吹き出物ができると
長く居座られて、なかなか治ってくれない!
肌の調子を整えるには、睡眠が大事、
というのも、もちろん知ってます。
しかし、子供の頃のように、早寝早起き、
という訳にもいかないのが現実です。
睡眠不足だと、これだけ肌に影響が出るなら
良い睡眠には、どんな効果があるのでしょう?
睡眠と美肌の関係を、この機会にしっかり
調べてみましたよ♪
美肌は睡眠中に作られる?!
眠ることは、疲れをとり休息する以外にも
体に様々な働きかけをしているんです。
その一つが、肌への影響なんです。
よく耳にする、「睡眠不足は美肌の大敵」
これ、身をもって体験している人って
結構いるんですよね。
たっぷり睡眠をとると、肌にはこんな効果が!
- 血色がよくなる
- 肌細胞の新陳代謝が上がる
- 肌のハリが出る
- 肌の水分が保たれる
もっとも、年齢を重ねてくると、睡眠が
もたらす効果よりも、睡眠不足による
デメリットの方が怖くなってくるものです。
質の良い睡眠を得ることができれば、
肌の調子も上がってくること間違いなし!
一体どんな根拠があるんでしょう?
詳しく見ていきましょうね。
成長ホルモンが美肌のカギ!
子供の成長に大きく関わりのあるのが、
よく知られている「成長ホルモン」ですね。
成長ホルモンは、夜の22時~2時の間に
分泌するホルモン、と言われていますよね。
「寝る子は育つ」という言葉もあるほど、
子供にとって成長ホルモンが多く出る時間帯に
睡眠をとることは、大事なことなんですよ。
しかし、この成長ホルモンとは、発育促進の
役割だけを担っているわけではありません。
大人にとっても重要なホルモンで、体の
サイクルを整え、維持する役割があります。
その一つが、肌の新陳代謝のサイクルを
促進する働きなんです。
肌の細胞は、新しく生まれてから28日周期で
生まれ変わっていきます。
この作用を「ターンオーバー」と言い、
何回も何回も繰り返し続けていきます。
日々、肌細胞が成長し生まれ変わる手助けを
成長ホルモンが促しているんですよ。
睡眠不足が招く肌トラブル
十分に成長ホルモンが分泌されると、肌細胞が
同じようなきれいな形で成長していきます。
肌の表面にきれいな細胞が並ぶことで、
美しい肌に生まれ変わることができるのです。
しかし、睡眠不足から成長ホルモンの分泌が
十分にされなかった場合には、細胞の成長に
ばらつきが出てきますよ。
細胞の形が不揃いになると、肌の表面には
細胞間の隙間が増えてしまいます。
内部の水分が蒸発しやすくなったり、殺菌が
侵入しやすくなったり、肌のバリア機能が
低下していくのですね。
また、十分なターンオーバーができずに、
古い角質が残る原因にもなるんですよ。
そのために、吹き出物・乾燥・しみ・くすみ
といった肌トラブルが続出してしまうんです。
更に、睡眠不足は血流を悪くします。
目の下にはクマができ、不健康そうな
顔色になり、いいこと一つありませんよね。
そんな肌トラブルを起こさないためには
どんなことに気を付けるとよいのでしょう?
入眠後3時間が重要!
前述したように、成長ホルモンが分泌される
時間帯は、夜22時~2時の間と言われています。
しかし、この定説は、最近の研究によって
時間帯の捉え方が変わってきているのです。
みんながみんな、同じ時間帯に成長ホルモンを
分泌している、という説明は不確かだ、
という訳なんです。
今、専門家が提唱している新しい説とは、
成長ホルモンの分泌がピークを迎える。
特定の時間帯ではなく、入眠後から徐々に
成長ホルモンが分泌しはじめます。
1時間半後には分泌量がマックスに、更に
1時間半かけて、徐々に減少していきます。
この成長ホルモンの分泌は、人の睡眠の仕組みに
大きく関係しているんですよ。
ノンレム睡眠とレム睡眠
眠っている状態の時、人はレム睡眠と
ノンレム睡眠を90分ごとに繰り返しています。
夢を見ているような時は、レム睡眠と言って、
脳が起きている状態です。
反対に、脳が休んでいる状態が、ノンレム睡眠
と言われています。
この90分のサイクルこそが、成長ホルモンと、
肌のターンオーバーに関係しているんですよ。
肌のターンオーバーは、ノンレム睡眠の時に
おこなわれています。
特に、入眠後最初のノンレム睡眠90分間+
次のレム睡眠90分間の、計180分間の間に
成長ホルモンが多く分泌されます。
この時間帯に、成長ホルモンの作用によって
ターンオーバーだけでなく、肌の張りや水分量を
向上させるんですよ。
まとめ
たった一夜の睡眠不足でも、眠いだけでなく
肌の不調につながるものです。
若くて体力に自信のあった頃は、多少の
無理も利きましたが、年々睡眠の重要さに
気付くものですね。
朝起きた時に、昨日よりも老けた気がしたり
化粧のノリが悪かったりすると、鏡を見て
悲しくなります・・・。
質の良い睡眠をとるためには、こんな工夫を
するといいんですよ♪
- 寝る時は、真っ暗・無音にする。
- 寝る3時間前に食事を済ます。
- 寝る前にスマホやパソコンは見ない。
- 入浴は寝る1時間前に。
「天然の美容液」と言われる成長ホルモンを
味方につけて、美肌を手に入れたいですね♪