光熱費が家計に占める割合は
本当に悩みの種。
使わなくちゃいられないものだし、
節約も楽じゃありません。
暖房費がかかる冬が本格的に来て、
家計への負担が一段と大きくなる前に、
暖房器具について
ちゃんと見直して見ることにしました。
エアコン、コタツ、ホットカーペット
それぞれの電気代がいくらになるのか、
ランキング順にご紹介します。
第3位・ホットカーペット! 1時間あたりの電気代 約12.2円
ホットカーペットは、
3畳用の450Wタイプのもので、
1時間の消費電力量が0.450kWh、
設定を「強」にした場合、1時間あたりの
電気代は約12.2円とあります。
ホットカーペットには電熱線が埋め込まれていて、
電気を通すとその熱で暖まる仕組みです。
こたつ同様、部屋全体を暖めるのではなく
身体に触れている部分を暖かくする暖房器具。
同じ仕組みの電気毛布と比べると、
使用する電気代は約8倍。
やや不効率な気もしますが、
足元からぬくぬくと暖まる独特の心地よさは、
捨てがたいものがありますね。
第2位・エアコン! 1時間あたりの電気代 約6.1円
エアコンってなんとなく電気代が高そう。
ところが、部屋全体を暖めるには
意外とリーズナブル。
電化製品は年々進化するので、
省エネの性能は上がります。
部屋全体が暖まるので、
家族が集まる部屋ならこの方が効率的かも。
最近の省エネモードは、自動運転で
人間の位置を自動探知して、
温度や湿度を調節してくれる優れもの。
暖房能力が2.8kW(8~12畳)
1日18時間
5.5か月(10月28日~4月14日)
エアコンを上記の条件で使用した場合の
暖房時の消費電力量は、668kWh。
1時間の使用で0.225kWh。
電気代は約6.1円になります。
第1位・こたつ! 1時間あたりの電気代 約5.4円
冬といえばこたつのイメージ。
こたつとミカンは
日本の冬の代名詞のような存在です。
こたつは部屋全体を暖めることはできませんが、
ぽかぽかの布団の中といい、
ヒーターの赤い色といい、
他の暖房器具とは違う
何とも言えない心地よさがあります。
4人以上で使える大型こたつの場合、
消費電力量は500~600Wとなっていますが、
稼働し始めを除けば、
消費電力量はそれほど多くなく、
0.1~0.2kWh程度となっています。
1時間あたりの電気代は5.4円。
こたつは一定の温度になると
サーモスタットが働きヒーターが切れますので、
とっても効率的。
最近は人の動きを察知しないと自動的に
ヒーターを切る「人感センター」が備わって
いるものも増えています。
実は省エネ家電の優等生なのです。
また、こたつ布団には厚めの上掛けと
敷布団を使い、
更に保温効果を高めるようにすれば、
もっと節電につながります。
最後に
暖房器具には、それぞれ一長一短あるようです。
人が集まる部屋ではエアコン、
一人きりで過ごす場合はこたつ、
といったように
こまめに使い分けるのも
節約のポイントかもしれません。
今年の冬は、
ちょっぴりそういう意識を持って
過ごしてみたいと思います。
※数値は資源エネルギー庁・
省エネ性能カタログ2014年冬版を
参考にしています。