あなたは、和歌と短歌と俳句と川柳の
違いって分かりますか?
先日、姉と話していて・・・
姉:「昨日、小学3年の子どもが
和歌と短歌と俳句と川柳の違いを聞いてきたのよ。
それで、私答えられなくて…。」
自分:「そうなんだ。」
姉:「○○(自分)、説明できる?」
自分:「そういわれれば、ハッキリとは説明できないね~。
分からない事は、知っていそうな人に聞いてみよう!
友達のおじいさんが趣味で
俳句をしているそうだから
友達に聞いてきてもらうよ。」
というわけで、今回は、
和歌と短歌と俳句と川柳の違いについて、
ご紹介します。
違いを聞いて、日本人の・・・
というか、日本の文化の奥深さを
認識しました!
和歌とは?
まず、和歌について、見ていきましょう。
和歌とは、古代より日本で詠まれた詩歌のことで、
日本固有のものをさします。
大和歌(やまとうた)とも呼ばれます。
五音と七音のリズムを基調としており、
長歌(ちょうか)や短歌などの総称のことです。
つまり、和歌とは、
短歌と俳句と川柳、全ての総称なのです。
奈良時代以降、多くの和歌集が編纂されました。
『万葉集』、『古今和歌集』、『新古今和歌集』が有名です。
短歌と俳句と川柳の違いとは?
次に、短歌と俳句と川柳の違いを
見ていきましょう。
それぞれの違いは
主に以下の3つのポイントがあります。
- 文字数(定型)
- 季語
- 歴史
これらのポイントに着目して
見ていきましょう。
短歌
まずは、短歌の特徴を見ていきましょう。
- 文字数は5・7・5・7・7の31音
- 季語はなし
- 歴史は7世紀ごろ~
短歌には愛や恋の歌が多い
と言われています。
「花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに」
作者は、三大美人で有名な、小野小町です。
俳句
次に、俳句の特徴を見ていきましょう。
- 文字数は5・7・5の17音
- 季語はあり
- 歴史は江戸時代~
自然や四季を詠むものが多い
と言われています。
「秋深き 隣(となり)は何を する人ぞ」
これは、『奥の細道』で有名な松尾芭蕉の句です。
小林一茶なども有名です。
川柳
次に、川柳の特徴を見ていきましょう。
- 文字数は5・7・5の17音
- 季語はなし
- 歴史は江戸時代~
川柳は人間模様や社会風刺の歌が多い
と言われています。
「いい夫婦 今じゃどうでも いい夫婦」
これはサラリーマン川柳の優秀作品です。
まとめ
自分:「どう?」
姉:「詩の形と季語、歴史に
違いがあるんだね!」
自分:「そうだね。」
姉:「早速、子どもに教えてあげるね。
教えてくれて、ありがとう!」
いかがでしたか?
今回は和歌と短歌と俳句と川柳の違いについて、
ご紹介しました。
それぞれの違いを、より理解するために
実際に作ってみるのも
いいかもしれませんね。
ちなみに…
姉の子どもも
理解したようです。