徳島県の南のほう、
海が美しい
美波町というところに、
世界でも珍しい
うみがめ博物館があるのを
ご存知ですか?
『日和佐うみがめ博物館カレッタ』
http://caretta-hiwasa.com/index.html
ウミガメがたくさん
暮らしています。
カレッタの展示は、
ウミガメに特化してますが、
海の生き物が好きな子供たちなら、
十分、楽しめます。
なかなか充実してますよ!
どうして、ウミガメオンリーの
施設があるのかな?と思っていたら、
徳島県には、
ウミガメが産卵に来る
海岸があるんだとか!
そうだったんだ~。
ところで、ウミガメの産卵って、
いつ頃なんでしょう?
観察できるものなの?
気になりますよね!
ウミガメのこと、
いろいろ調べてみましたよ!
徳島県にウミガメが来るの?
実は、カレッタを知るまで、
お恥ずかしながら
まったく知らなかったんですが
徳島県には、ウミガメが
産卵にやってくる海岸が
いくつもあるんだそうなんです!
砂の質や地形、気候、エサなど、
ウミガメが産卵しやすい
環境が整ってるんだとか。
昔に比べれば、だいぶ
減ってしまったそうなんですが……。
美波町の大浜海岸というところは、
昔からウミガメが上陸する場所で、
1967年(昭和42年)には、ここに来る
ウミガメと、産卵地としての海岸が
国の天然記念物に指定されています。
美波町は、2009年~2010年には、
NHKの朝ドラ『ウェルかめ』の
舞台にもなりました。
大浜海岸のほかにも、
蒲生田海岸、小島の浜といった
海岸でも、
ウミガメの産卵が
確認されてます。
もちろん、地質や地形などの
条件が揃ってるということも
あるんでしょうが、
まわりに、街の灯りがあると、
月の光と区別がつかず、
海に帰れなくなってしまったり、
ゴミが落ちてると
食べ物と間違って飲みこんで
しまったりするんだそうです。
温暖な砂浜なら
どこでもいい、ってわけじゃない。
徳島の砂浜は、自然が豊かで静かで、
ウミガメにとって
安心できる場所なんでしょう。
徳島に来るウミガメってどんなカメ?
ウミガメは、世界に8種類、
(7種類に分けることもあり)
いるんだそうです。
- アカウミガメ
- アオウミガメ
- クロウミガメ(アオウミガメの1種?)
- タイマイ
- オサガメ
- ヒメウミガメ
- ヒラタウミガメ
- ケンプヒメウミガメ
徳島県に産卵にやってくるウミガメは
アカウミガメという種類。
日本の水族館にいるのは
ほとんど、アカウミガメだそうです。
頭が大きくて、ちょっと
ずんぐりした印象のカメ。
甲羅が1mくらいに、
体重は180kgくらいにまで成長する、
大型の種類。
暖かい海に生息していて、
とても長い距離を泳いで移動すると
考えられています。
ウニやクラゲを食べる
らしいです。
肉食なんですね!
産卵時期は?
5月中旬から8月にかけて、
数頭~数十頭が上陸し
産卵します。
でも、上陸するカメの数は、
少なくなっているみたいです。
それに、毎日ゾロゾロ
来るわけではありません。
ウミガメはとても
警戒心の強い生き物。
こと、産卵ともなると、
より神経質になるはずです。
大浜海岸の砂浜は、
時期や時間帯によって、
規制がかかることがあります。
産卵の様子を
観察してみたい!という方は、
美波町の役場のサイトで
確認してみてくださいね!
うみがめ情報(美波町)
http://www.town.minami.tokushima.jp/umigame/
終わりに
アカウミガメは
絶滅危惧種に指定されて
いるんだそうです。
一方で、日本全国、様々な水族館には
たくさんのアカウミガメが飼育されていて、
元気に泳ぐ姿を見ることができます。
悠々と泳ぐ大きな姿を見てると、
気持ちがゆったりしてきます。
産卵の様子を観察するのは、
難しいかもしれませんが……。
ウミガメに選ばれた場所とは
どんなところなのか
徳島の砂浜、
訪れてみたいです!