マチュピチュの謎!水源から見える空中都市のロマンとは?

雑学

『マチュピチュに行ってきた、お土産だよ』
年に1度は、海外旅行に出かける、友人が
くれたのが、ふもとの街のコーヒーでした。

マチュピチュって、が多い都市なんでしょ?』
『そう、水路もあったんだけど、水源って
あんな高いところに、どこから引いたんだろ?』

一応『都市』だったので、水は
必要だっただろうけど、
ただの都市ではなく、標高2400mの空中都市です。

古代に、こんな高い所にどこから水を
引いてきたのか、いつか行ってみたい
マチュピチュに、思いを寄せながら、

数多くの謎と、そのロマンに迫ってみました。


マチュピチュとは

ペルーの、標高2,280mの山の頂上にある、
15世紀のインカ帝国の遺跡で、500人ほどが
住んでいたとされ、世界遺産となっています。

マチュピチュは、山裾からは見えず、
登ってみないと分からない為、
『空中都市』、とも呼ばれています。

1911年にアメリカの歴史学者、ビンガム氏に
よって発見された、とされていますが、

近年、実はその数年前に、ペルー人によって
発見されていた、と言う説が浮上しています。

もちろん、今は人は住んでいません。
なのに、今でも水は出続けているのです
その水源は、どこにあるのでしょう?

マチュピチュの水源

マチュピチュ山説

こんな標高の高い所に、当時の技術で
水をくみ上げる事は、不可能です。

普通であれば、雨水と、山の水を利用した
と考えるのが自然でしょう。

マチュピチュの位置は、アンデス山脈の中
西に太平洋があります。

海からの暖かい湿った空気が、アンデス山脈に
ぶつかると、上昇気流に乗り、上空に上がります。

そこに、山からの冷たい風がぶつかる為、
ほぼ毎朝、深い霧が発生するのです。

また、11月から3月までは雨期なので
豊富な、自然の水に恵まれた環境にあります。

これが、今でも枯れないマチュピチュの
水源ではないかと、考えられていて、
現時点では、最も有力な説となっています。

破壊しないと分からない説

身も蓋もない話ですが、上記の説を
想定した上で、確実に水源を探るには、

一度、マチュピチュを破壊して
その水路を辿ってみないと、分からない
という説です。

が、世界遺産となっている以上、
この方法で確かめる事は、不可能です。

数多くの謎

ところで、マチュピチュには水源だけでなく
多くの謎が、残されています。
何しろ、『失われた都市』ですから。

そこで、マチュピチュに残された数多くの
謎の、ほんの一部に迫ってみる事にします。

石についての謎

15世紀に、こんな高い場所にどうやって
石を運んできたか、そしてその石を加工し
どのように街を整備したのか、という謎です。

ただ、近年、この謎の一部は、解明されています

マチュピチュ付近には、花崗岩が採れる岩場
あり、マチュピチュ内の石切り場で、ハンマー
ストーンで加工したのでは?という説です。

そう、インカ帝国には鉄器がなかった為

巨大な岩を、小さな石で加工するという、
地道な作業で、運搬し、街の整備を行っていた
可能性があるのです。

気の遠くなるような、作業ですね・・・。

400年間とその後も壊れず、破壊されなかった謎

動画で見るとわかるのですが、マチュピチュは

人々がいなくなり、発見されるまでの
約400年間、風雨にさらされたにも関わらず、
発見されるまで、綺麗な状態で、残っています



一説では、農耕エリアには自然の傾斜を利用し、
水はけを良くする為に、
基礎に腐葉土や砂・がれきを敷いたこと、

住居エリアには、基礎を硬くし、床に傾斜を取り、
水が溜まらないようにした、とのことです。

でも、これはあくまでも想定で、真実は
やはり遺跡を分解してみないと
謎のままです。

また、このような高い所に作られたのは、
スペインからの侵攻を防ぐ為、とも
言われていますが、それなら何故

人々がいなくなった後、スペイン人は
破壊しなかったのでしょう?

日本の戦国時代なら、敵陣の城は
自分のものにするか、取り壊すかしますよね。

これも、一説では、スペイン人の手が
及ばなかったから、と言われていますが、
はっきりした事は、分かっていません。

人々が消えた謎

消えたと言っても、宇宙人にさらわれた
わけではありません、きっと。

インカの人々は、こんな立派な遺跡を残して
何故、いなくなってしまったのでしょう?

一説では、スペイン人のピサロ一行が
インカ帝国の黄金を狙って、侵攻したものの

黄金は、実際には別の所にあり、
マチュピチュの存在に気付かず、撤退。

一方で、マチュピチュの人々は、侵攻を恐れ
更に奥地に逃げ、移り住んだ、とも
言われていますが、これも謎です。

おわりに

実際に見てきた友人ですら、謎だと
言っていたマチュピチュ。
机上での調査だと、尚更、謎だらけですね。

以上の謎以外にも、文字がなかったのに、
どうやって、意思伝達をしたのか?とか、
どんな人が住んでいたのか?など、

そもそも、謎として判明していない事
沢山あるかもしれませんね。

友人からもらった、コーヒーを飲みながら、
空中都市のロマンに、しばし
思いを寄せてみる事にします。

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