『暑い!』、公園から帰宅して、
息子は麦茶、私は、冷たいアイスコーヒーを
まず一杯、ゴクゴクゴク・・・。
私は甘党なので、ガムシロップを
必ず入れて飲みます。
その方が、疲れも取れる気がしますしね。
『ガム』って
どういう意味なんだろう?
『グアム』?『ガム』?『ゴム』?
幼稚園児の息子に、説明出来るように、
調べてみたら、面白い事が分かったので、
紹介しますね。
アラビアガムのガムだった!
アラビアガムとは、マメ科アラビアゴムの樹
から浸出した、粘り気のある樹液の事で、
主成分は多糖類、つまり糖分です。
特に、多く流通しているセネガル産の
アラビアガムの成分は
- ガラクトース:44%
- アラビノース:27%
- ラムノース:13%
と、約80%が天然の糖類となっています。
また、アラビアガムには、本来混ざらない物を
混ぜ合わせる性質、乳化性もあります。
つまり、ガムシロップとは、水と砂糖に
乳化剤として、アラビアガムを加え、
煮溶かしたものだったのです。
その昔、日本で液体の砂糖を作る技術が
無かった時代、カクテル等の冷たい飲み物に
甘味を入れたい時、このガムシロップを
入れて飲んでいました。
もちろん、精製技術が発達した現代では、
ガムシロップに、アラビアガムは
全く入っていません。
ガムシロップの成分は?
では、ガムシロップの成分は
一体、どうなっているんでしょう?
我が家の、ガムシロップの成分表示を
見てみると・・・
変わります。
果糖50%未満だと、ぶどう果糖液糖、
果糖50~90%未満だと、果糖ぶどう糖液糖と
表示されます。
甘さは砂糖と同じ?
砂糖は、ブドウ糖と果糖が、1つずつ結合した、
炭水化物なのに対して、
異性化糖は、ブドウ糖と果糖を主成分とし、
結合していません。
砂糖の甘み度を、100とすると、
- ブドウ糖の甘み度は、65~80
- 果糖の甘み度は、120~170
です。
結果、異性化糖の甘み度は、例えば
果糖分42%の異性化糖で70~90、
果糖分55%の異性化糖で100~120と
言われています。
つまり、果糖ぶどう糖液糖である
ガムシロップは、砂糖よりも甘み度が高い、
ということになります。
更に、甘み度は温度に大きく影響されます。
特に果糖の場合、40℃で砂糖とほぼ同じ
甘み度に感じられ、低温になる程、
甘く感じられます。
アイスコーヒーやアイスティーに
スティックシュガーではなく、
ガムシロップが添えられるのには、
合理的な理由が、あったんですね。
アラビアガムはこんな物にも!
因みに、息子の最初の疑問が気になったので
ふと、手元のガムを見てみると・・・
関係はなさそうです。
まとめ
息子に、少なくともガムシロップには
ガムは、入っていない事を伝えると、
安心した様子でした。
ただ、息子の好きなガムに、
実は、甘~い物が入っている事を
伝えたら、
『じゃぁ、今度からおやつは
アイスクリームにして!』ですって。
それは、何か違う気がするんですが。
問題なのは、私自身ですね。
アイスコーヒーに、ガムシロップを
入れて飲むのは、ほどほどにした方が、
健康の為にも、良さそうな気がします。