大阪万博記念切手は今どれくらいの価値になってる?

雑学

久しぶりに『なんでも鑑定団』を
見ていたら、使用済みの記念切手
ものすごく高価な金額になっていました。

すごくびっくりした事と
意外に切手のコレクターが世界中
沢山いる事を知りました。

最近は通販やネットオークションなどで
骨董品や切手、昔のお金、記念メダル、

古いおもちゃや看板などを買う人が
増えているようですね。

そこで私も母のタンスの引き出しを
ゴソゴソと探してみたら、なんと
大阪万博の記念切手を発見しました。

早速どれぐらいの価値があるか
調べてみました。

大阪万博とは?

1970年3月14日~9月13日まで
大阪府吹田市の千里丘陵で開催された
日本万国博覧会の事です。

アジアで初めて国際博覧会が開かれました。
入場者数は6000万人以上でした。

一日の最大入場者数は83万5832人
想像を絶する人数です。

当時の人口は1億人466万人なので、
61.3%の人口の3分の2の人達が
万博に行ったんですね。

『人類進歩と調和』をテーマとし、
甲子園球場83個分の広さの会場に

世界77か国、116のパビリオンが
そびえたちました。

記念切手の種類は?

記念切手は1次切手シート
2次切手シートがあります。

日本万国博覧会一次小型シートは
1970年3月14日に発行された、
3枚で1シートになった物です。

デザインは右から、

7円が花火とパビリオン会場風景のイラスト
50円が尾形光琳のカキツバタの花
15円が地球と桜の花です。

発行部数は700万枚です。

日本万国博覧会二次小型シートは
1970年6月29日に発行された、
3枚で1シートになった物です。

デザインは右から、

7円が竿燈とパビリオン会場風景のイラスト
50円が酒井抱一の夏秋草図
15円が地球と万博会場です。

発行部数は1000万枚です。

切手帳というものもあります。
万博マークに金色と銀色の2種類あります。

金色は万博会場に設置された
自動販売機で購入でき、

銀色は全国の郵便局の窓口で
販売されました。

価値はどれくらい?

みなさん未使用品と使用済品では値段に
違いがあるのをご存じでしょうか?

実は未使用品と使用済みでは
値段が違うのです

切手コレクターの中には、
消印に価値があると考えている方が
多いので、高く売れます。

消印がどこで押されたものか
切手の枠内に綺麗に押されているか
などにより金額が変わってきます。

郵便局側がコレクター様に綺麗に
消印を押した切手を販売する事もあります。

そこで一次、二次切手シート相場は
未使用品で300円
使用済品で350円です。

一般的に記念切手は額面で
50円以上のシートなら80%前後

50円未満のシートなら75%前後
になります。

記念切手は発行枚数が少ないレア物
古い物が高く売れます。

なんで高価にはならないの?

以外に高価ではないと思った方も
多いかと思います。

そこで高価格にならない
原因を説明しましょう。

日本郵便が民営化されて、
払い戻しの現金化が出来なくなりました

そして昭和30年以降の記念切手は
発行枚数が多いのです。

さらに記念切手のコレクターが
減ったからです。

高く売りたい方におすすめなのは
ネットオークションです。

コレクターの方々はネットオークションを
利用している人も多いので、

通常オークションでは額面の
40%~60%で取引をしています。

さいごに

大阪万博の記念切手は
思ったほど高値ではなく残念でしたが、

母のタンスの中には大阪万博の
記念切手と一緒にパンフレットと
万博に行った父との写真がありました。

とても楽しそうに笑顔で写っている
若い両親の写真を見て、とても微笑ましく、
幸せそうな二人を羨ましくも思いました。

今は亡き両親の笑顔と一緒に
切手を売らずに思い出の一つとして
大切にしておこうとタンスの引き出しに
そっと戻しておきました。

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