美術の時間が苦手で、
高校の頃のあだ名がピカソと言われるほど
ある意味芸術的な絵を描いてました。
特に色を塗ることが苦手で、
子供の頃の塗り絵なんかも
線からはみ出て、色もおかしくて、
どうにもならない感じでした。
私がこんな感じなので、
残念な遺伝子が引き継がれるかと思えば、
娘は綺麗に色塗りが出来ます。
色鉛筆なんて、
本当にキャラクターが浮き出てきそう。
「色鉛筆を使えば、キャラぐらいなら
綺麗に塗れるよ」
そう教えてもらって、
驚いて調べると
色鉛筆でキャラクターの色塗りなら
たくさんコツがわかったので、
まとめてみました。
これが分かれば、
色鉛筆を趣味に出来そうです。
色鉛筆の塗り方のコツ
まず初めに色鉛筆の塗り方のコツから
掴んでみましょう。
- 下書き
これは鉛筆でまず絵になるものを書きます。
後から薄く消しゴムをかけます。
- 下塗り
薄色をざっくり塗って
絵の大元を作ります。
- 影のベース
下塗りより一段階濃い色で影を付けます。
あくまでベースなので、だいたいで大丈夫です。
- 影2段階目
ベースよりさらに濃い色で影を付けます。
ベースの筆跡を消すようなイメージです。 - 馴染ませ
下塗りに使った色で全体を馴染ませます。
これがないと、絵が変に浮き上がったままです。 - 調整
足りない部分や、色を少しずつ足して
出来上がりです。
物を描いてみよう
まずはキャラクターの前に
物を一つ試しに書いてみてください。
それだけで、
随分と色鉛筆の使い方が分かってきます。
動画はプチトマトを書いています。
- まずは鉛筆、もしくは黒めの色鉛筆で
外側の下書きをします。(ここでは濃紺)
横に絵か物自体があると書きやすいですよ。
- 次は薄く影を付けます。
形体が大切なので、丸い物の時は
影も丸く球体になるように塗ります。
- その次の2段階目の影は
赤紫で少しずつ付けていきます。 - 次はメインの赤色を重ねて塗ります。
明るいところはオレンジを重ねて塗ります。 - あとは全体的にオレンジをさらに重ね、
明るさを強調しつつ、一体感を出し、
絵をまとめていきます。 - 他の色が足りない部分は
少しずつ調整して色を足してください。
キャラクターの色塗りをしてみよう
いよいよキャラクターの色塗りです。
まず最初は色が少ないキャラクターを、
次に人物のキャラクターを塗っていきます。
今回は、色が少ない方に
ポケットモンスターの「ピカチュウ」
人物のキャラクターの方に
ボーカロイドの「初音ミク」で
色塗りした動画をつけてみました。
<ピカチュウ>
- ピカチュウは全身が黄色なので、
下塗りは黄色で描いていきます。 - 次の影の濃くなる部分はオレンジや
ヤマブキ色などを使って
更に濃くしていきます。
- ここでは、白い部分をなくすように
薄めの黄色で影の部分を
少しずつ広げていきます。 - 目や口などの濃い色は
最後の方に塗りましょう。
それも陰から塗っていきます。 - 更に薄い黄色で白い部分を
塗っていきます。
光の方向を意識して強弱を付けます。
- ピカチュウに柔らかい感じが出るように、
曲線を描くように塗っていきます。
- あとは、影と光の境目を
黄色を塗って全体のバランスを取ります。
その時口も塗っていきますが、
口は暗めに塗って、奥をさらに暗くすると
奥行きが出てきます。
- 目は上を濃く、下を薄く、
グラデーションで塗っていき、
耳の先を黒く塗れば完成です。
<初音ミク>
初音ミク自体が、緑・肌色・赤・青
の色しかないので、
今回の動画は赤・青・黄色の3色だけで
全部の色塗りをしています。
- まずは赤で薄く影を描いていきます。
- 次に顔や首や手の赤い陰に黄色を重ね
肌色にしていきます。 - 光の加減で明るいところは
黄色で薄く塗っていきます。
- 次に髪と服の影を青で塗っていき、
更に強弱を付けます。 - また、髪の明るい部分と暗い部分を
黄色で重ね塗り、緑にしていきます。 - 今度は青色を濃くして、
もう1段階影を強調します。 - 最後に全体を黄色で薄く塗って
馴染ませたら完成です。
これらが普通に描けるように
なってくると、
頑張れば写真と同じような絵も
色鉛筆の塗り方一つで作れるようになります。
動画はハリーポッターの
「ダニエル・ラドクリフ」さんを
色鉛筆だけで描いたものです。
さいごに
いかがでしたか?
これなら色鉛筆を使って
簡単にキャラクターの色塗りが出来そうですね。
子供と遊ぶとき、一人でリラックスしている時、
新しい趣味にも色鉛筆なら
すぐに始められそうです。
24~36色ぐらいの色鉛筆を買うと、
付けたい強弱が分かりやすいようです。
あまり張り切って、
たくさん色が入っている色鉛筆を
買わないようにしてください。
私もピカチュウなら
頑張って色塗りを始められそうです。