最近のペットブームで、金魚を飼う人も
多いですね。
水槽で愛らしく泳いでいる姿は
可愛いものです。
水槽のそばに行くと、金魚が
寄って来ます。
エサをねだっているのでしょう。
エサをパクパクと食べてくれたら、
嬉しいものです。
さて、金魚を飼う上で、意外に多い悩みを
ご存じですか?
その悩みとは、きれいだったヒレや体に
黒い模様が出来ることです。
もしかして、病気なの?
急に死んでしまわないかと
心配になってしまいますね。
しかし、大丈夫です。
これはむしろ、快方に向かっている
サインだからです。
では、なぜそうなのか、原因は
何が考えられるでしょうか。
そして、そうならない為、
どうしたらよいでしょうか。
黒い模様の原因とは?
それは、
- 黒斑病
- 黒ソブ
があります。
黒斑病
病名みたいですが、実際は黒くなる
症状のことです。
しかも、これは「治りかけ」の
症状です。
何の治りかけ、でしょうか。
実は白雲病という、鞭毛虫・コスティア
などが原因の病気があります。
黒斑病は、その白雲病が治ったため
黒くなることをいいます。
体の黒い模様は、「かさぶた」のようなもの
と思ってよいです。
快方に向かっているので、自然に待つことで
消えていきます。
ですが、本当の問題点は白雲病に
かからないことです。
白雲病は、白い雲状が全身に
まとわり付いた状態です。
寄生虫が刺激して、金魚が粘液を
分泌しているのです。
寄生虫はこの粘液を餌にして繁殖します。
この病気に気づかず、黒い模様が現れたら、
治りかけです。
すでに金魚が自力で治癒した
といえます
でも、エラに発生すると呼吸困難で
死んでしまうこともあります。
水質に注意して免疫を低下させず、白雲病に
ならないことが大切です。
黒ソブ
冬の水温低下で、ヒレの先や体の一部が
黒くなることがあります。
これは寄生虫・ジプロストマムが
原因です。
しかし、春になって水温が上昇すると、
治ってきます。
この病気も、水温、水質の管理と
免疫低下をさせない事で防げます。
金魚はそれほど、ストレスに弱くは
ありません。
しかし、環境によってはストレスを
感じます。
ストレスからくる免疫低下は、いろいろな
病気を引き起こします。
ストレスを取り除いて、免疫低下を防ごう
水槽の周りで動き回って振動を
与えないことが大切です。
ガラスを叩いたり水槽に手を入れるのも
ストレスです。
照明も出来るだけ、同じ時間に点灯、消灯の
リズムにしましょう。
自然な明かりの飼育を
心掛けたいです。
また、水替えを怠らないように
しましょう。
エサの与えすぎで食べ残しが
水を汚します。
水質の悪化は寄生虫や細菌を発生させ
病気の元です。
ただし、やり過ぎると水温の急な変化で
金魚を弱らせます。
水温が一定になるように注意しましょう。
さいごに
エサを食べなかったり、動きが
おかしかったり、健康チェックが大事です。
体の色が薄くなるのもストレスから
くるそうです。
毎日、元気かな?と優しい目で見守って
あげたいものですね。