冬の間、我が家のリビングではエアコンが暖房の主戦力になっています。元々は温水ルームヒータを10年使っていたのですが、故障を機に新しくエアコンに変えたのが寒くなり始めた11月でした。
段々春に近付いてくると、エアコンの出番もなくなってきます。再びエアコンを使うのは、大体は暑い夏になってからになりますよね。
別の部屋で使っている古いエアコンもあるのですが、数か月忘れたように放っておいてから夏に再始動・・・いざスイッチを入れてみたら、もや~と嫌な臭いがしてくるではありませんか。
エアコンの送風口から出てくるカビ独特の鼻につく臭いに、あ~これはやってしまった、とひたすら後悔です。最近ふと頭に浮かぶのは、新しいエアコンを夏に使う時まで、カビの予防を何とかしておきたいということです。
調べてみたら、どうやらエアコンのカビ予防には送風機能を使うといい、と知りました。もっと詳しく調べてみたいと思います!
エアコンにカビが発生する訳とは?
エアコンをしばらくぶりに運転した時に、カビ臭くなる原因とはエアコン内部に蓄積したホコリやカビと言われています。溜まっていたカビの胞子が送風と共に部屋に一気に流れ込むため、嫌な臭いがするんですよ。
カビがエアコンに発生してしまうのには、湿気が根本的な原因になります。
エアコンを冷房や除湿で使用した時、部屋の暖かい空気をエアコンに取り込み、冷えた熱交換器を通すことで冷たい空気を出す仕組みになっています。この時、エアコンの内部は湿気で濡れた状態になっています。
そして、エアコンのスイッチを切る時は、エアコン自体は内部の乾燥をしてから停止させるわけではありません。濡れた状態のままスイッチオフすると、当然室温は上がりエアコン内の温度も室温に近付こうとします。
こうなるとエアコン内部とは、カビの大好きな高温多湿で暗所という絶好の繁殖条件の揃った場所となってしまうんです。怖いですね・・・。
つまり、エアコンの嫌な臭いを予防するには、カビの発生を抑えることなんです。実は、エアコンを使った後にしておくとカビの予防になることがあるんですよ!詳しく見ていきましょうね。
スイッチオフの前に送風運転!
エアコンを消す前に、カビの発生を予防するために内部の結露を乾燥させましょう。エアコンから常温の風を出す「送風」モードにして30分ほど運転します。常温の空気がエアコン内を通るため、内部の湿気を乾燥してくれますよ。
エアコンの送風ボタンを、ピッと押すだけ!でも、送風ボタンが見当たらない時はどうしたらいいのでしょう・・・。
送風機能がない場合には?
エアコンによっては、「送風」という名称ではなく、「内部乾燥」「内部クリーン」などになっている場合があります。エアコンの内部乾燥に特化した機能がある場合は、ぜひとも使ってカビの予防を心掛けましょう。
また、送風機能や内部クリーンなどの機能が付いていないエアコンの場合には、冷房のまま室温設定を室温程度まで上げてみます。すると、室温に近付くにつれ、冷風が出なくなり常温の風が出るようになりますよ。
ただし、室温が設定温度より上回っていると当然ながら冷房が効きますので、冷たい風が出てきます。しかし、冷房で部屋を冷やした後であれば室温もそれなりに下がっているので、低い温度でも送風になりますよ。
まとめ
冷房や除湿が目的でエアコンを使う時には、スイッチを切る前に送風にして30分ほど空気をエアコン内部に循環させて乾燥しておくといいんですね。
しばらくエアコンを使わないでいて、スイッチオンと同時にカビの臭いがするのは本当に嫌なものです。もし、既にカビ臭くなってしまっていたら、窓を開けて臭いの元になっているホコリやカビを部屋の外に出してしまいましょう。
10分ほど窓を開けたまま、エアコンを運転しておくといいですよ。
日頃からエアコンのカビ予防をして、再び使う時に快適に使えるように備えたいと思います。