チェスではコンピューターが1番!人間は人工知能に勝てない?

知りたい事

ネットニュースをチェックしていたところ
驚きの見出しを発見しました。

ついに囲碁AI(人工知能)が人間を超えた
というものだった!?

思わず「何〜!」と叫んでしまった。
チェス将棋に続いて囲碁もか〜!!



もう人間はコンピューターに勝つことは、
出来ないのだろうか?

くやしいな〜!っと思い、嘆いていると・・・

そういえば、大学院で人工知能の研究
している友人がいるのを思い出しました。

彼から研究員の立場からの意見を聞いてみる
ことにしました。

人間VSコンピューター

人工知能の研究を始めたのは、1950年代
のことです。

最初は、チェスをテーマにコンピューター
開発を進めました。

1997年には、世界チャンピオンに
勝つ
までのレベルまで到達しました。

しかし、将棋のプロ棋士達に追いつくのは、
なかなか難しいと言われていました。

理由は、将棋はチェスより遙かに難しい
ゲームだからです。

将棋では、10手指す間におよそ1073京
通り
の局面が考えられるからです。

この膨大な選択肢の中からたった1手を選び
出さなければなりません。

いかに高性能なコンピューターでも難しい
のではないかと言われていました。

それが、著しいハードウェアの技術革新で
計算能力が向上しました。

さらに、ソフトウェア開発力の進歩によって、
人間的考え方が可能になり、急激に人間に
近づきました。

コンピューターには、局面の進捗などを
数値化させています。

数値化されたものを評価学習することに
よってプロに近い知識を身につけさせること
が出来るのです。

このことによって、コンピューターは、
人間に勝つことが出来ました。

人間に勝ち目はあるか?

コンピューターの実力アップにより、チェス
では、ハンディをもらっても勝つのは
難しい
とされています。

将棋においても劣勢で、2016年春に
行われた「将棋電脳戦」では、プロ棋士
ソフトと2戦して2敗と完敗でした。

盤面が広い囲碁は、チェスや将棋よりも
打ち手の選択肢が多いため、最善の手
考えることが苦手でした。

しかし、2016年3月「アルファ碁」が
世界のトップ棋士の1人を打ち破りました。

将棋や囲碁は、偶然や運に左右されない
完全情報ゲーム」とされています。

AI研究は、人間との駆け引きが必要と
される「不完全ゲーム」にも力を入れる
ようです。

コンピューターが完全に人間との駆け引きを
出来る様になった時、人間は、
コンピューターに勝てなくなります。

囲碁は、まだまだ人間がコンピューターに
勝てるチャンスがあると思っています。

棋士が、また、コンピューターを打ち負かす
様子を見たいです。

しかし、最近のハードウェア、ソフトウェア
の技術躍進は、めざましいものがあります
ので予断は許しません。

さいごに

今回、私が感じたのは、人工知能(AI)の
研究というのは、嬉しくもあり、悲しくも
ある研究のように感じました。

コンピューターの誕生時の理念として、人間
の代わりが出来ないだろうかというものが
ありました。

実際、コンピューターは、人間に近い判断
をすることが可能になりつつあります。

チェス、将棋、囲碁などで人間に勝利した
ことでも証明されています。

しかし、人間味というものが失われやしない
だろうかとも思います。

教えて貰った友人にも、お礼とともに
私の正直な気持ちも伝えました。

友人は、私の気持ちを理解してくれました。

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