電子レンジも最近は進化しましたね。
単純に何百ワットで温めだけでなく
何度で温め、何度に温めなどの機能が加わり
最新のものではタッチパネルを採用。
オーブンやグリル機能に揚げ物をさくっと
温めるための温め機能なども搭載して
いるので、お料理の幅は広がっています。
が、その一方で気になることも
あります。
レンジ庫内に頑固にこびりついた汚れ。
お肉やお魚の脂がはねたり
チンする時に爆発した場合には
水分と一緒にいろんなものが飛び散ります。
これはその汚れです。
ギトギトしていて、こすっても、こすっても
取れやしない。
「こんなもん、徒労じゃボケ!」
とレンジをしばいた母に苦笑。
電子レンジ掃除にぐったりしている
あなたにレンジの効果的な掃除方法を
母にしたように段階別でお伝えします。
頑固レベル1から2のお掃除
電子レンジの汚れ、というのは
基本的に、脂や油の汚れです。
これは、放置すればするほど
落としにくくなり、より頑固に
なります。
ですが、初期段階、スポンジや布巾で
こするだけでは落としにくくなった程度の
汚れなら、これで解決できます。
用意するものは、重曹水です。
- 庫内を重曹水で湿らせる
- 蒸らす
- 拭き取り
耐熱ボールに水100mlと重曹を小さじ1加えて
軽く混ぜ、レンジで2,3分チンして加熱。
目安は、庫内の重曹水が沸騰して蒸気を
発生させ、庫内が曇るようにすること。
2,3分で曇らない、レンジの窓に水滴が
つかない場合には余分に加熱してください。
水滴が粒になって窓をタラタラと
伝うくらいがベスト!
水滴が十分な大きさになったら
加熱を止めて、そのまま扉を開けずに
30分から1時間放置して庫内を蒸らします。
蒸らしの工程が終わりました。
ゴム手袋をはめてメラミンスポンジ
(激落ちくんなど、洗剤不要掃除スポンジ)
で、汚れを拭き取ります。
水蒸気と蒸らす工程で、汚れはかなり
ふやけているので、それほど力は必要
ありません。
仕上げにぼろ布などで庫内に付着した
重曹や水気を拭き取りましょう。
頑固レベル3から4のお掃除
1から2レベルの掃除で落ちなかった
かなり頑固な油汚れにはお酢、レモンなどの
柑橘類を使用しましょう。
今回は、お酢が身近な調味料で
手に入れやすいので、こちらを
ご紹介します。
- 庫内を湿らせる
- 汚れを拭く
耐熱ボールにお酢を大さじ1、水をボールの
半分くらいまで入れて、レンジで約5分
加熱します。
重曹水と一緒ですが、この時、酢水が蒸発
するまで加熱してください。
5分で蒸発しないなら、時間を伸ばして
様子を見ながら加熱しましょう。
加熱終了後、ゴム手袋をして、耐熱ボールを
取り出し、メラミンスポンジに酢水を含ませ
ながら、汚れを拭き取りましょう。
やけどに注意して、庫内が温かいうちに
ささっと掃除してしまうといいですよ。
油の汚れは冷えるとどうしても
固まってしまうので、手早くしましょう。
酢水には雑菌の繁殖予防や消臭効果も
あるので、そっちも狙うならおすすめです。
仕上げに、乾いた布巾で水滴を
拭き取りましょう。
頑固レベルマックスのお掃除
これはもう、最終手段です。
これが通用しないというケース
私はお目にかかったことがありません。
数年蓄積された程度の
汚れなら、これで落ちます。
なので、ぜひチャレンジしてみてください。
- 重曹をペースト状にする
- 塗る
- パック
- こする
- 拭き取り
まずは、ここからです。
重曹のペーストを用意しますが
必要なのは重曹大さじ3と水大さじ1です。
このふたつを適当な器に入れて
混ぜあわせます。
シュワシュワ~っと泡が出てきても
あわてないで。
これは、放置すればおさまります。
出来上がった重曹ペーストを庫内のひどい
汚れが隠れるまで、しっかりと塗ります。
重曹ペーストを塗り終わったら、ラップを
かけて、1時間ほど、パックします。
パックが終わったら、メラミンスポンジに
少量の水を含ませて、こすります。
細かい場所や手が届きにくい場所には
使い古しの歯ブラシなどを使うと
隅っこの焦げ汚れも落とせます。
汚れをかき出し、こすり落としたら
布巾で残っている重曹を拭き取って
お掃除は終了です。
これで、ピカピカのレンジに戻ります。
わかりにくい場合はコレ!というわけで
文字だけだと、どうしても
わかりにくい場所のために動画です。
こちらを拾ってきましたので
見てみてください。
この方は耐熱ボールではなく
計量カップでやってます。
計量カップも耐熱のものなら
代用は十分に可能ですので
ボールがない時は、お手軽です。
動画は重曹水だけでなく
重曹ペーストでのお掃除方法を紹介しています。
ただ、本文とちょっと違います。
ですが、とても参考になりますので
初心者の方には特におすすめです。
まとめ
いかがでしょうか?
電子レンジのお掃除には重曹が
大活躍だというのが結論になります。
それは先日のこと
我が家にも、つもりにつもった4年分の
油や飛び散り汚れがありました。
そのレンジの汚れと格闘していた
母に、「この汚れはこうして~」と
今回ご紹介した方法を伝授しました。
私のやり方を母が試してみて
重曹で掃除していましたが
面白いくらい落ちていましたね。
この結果に母は大喜びでした。
また大掃除の時に使うね!と
言っていました。
ですが、一番大切なのはため込まないと
いうことですかね。
汚れが飛んでしまった時にさっと拭き取れば
あとの手間が省けます。
毎日でなくても週に1度だけ庫内の
汚れをチェックして、汚れがあるようなら
簡単にお掃除してしまいましょう。
この段階なら頑固レベル1か2の方法で
十分に通用すると思います。
掃除は面倒ですが、レンジは掃除しないと
加熱がうまくいかなくなってしまい
電気代が余計にかかります。
そうなっては家計には打撃ですね?
ですので、多少面倒でも、できればこまめに
無理なら、たまの休みの日にでも掃除を
してみるようにしてみてください。
重曹は1㎏あたり200円前後ですので
1袋、お掃除用に買っておくと、なにかと
重宝しますのでおすすめです。
きれいなレンジで毎日の食卓に
あたたかい食事を用意してみてください。