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「ういろう」を小田原でGET!その生薬の成分とは?

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先日、実家へ帰ったら、両親から箱根のお土産をもらいました。「お菓子のういろう」と書いてあります。あれ?名古屋にも行ったんだっけ?

「違うわよ。小田原で買ったの」と母。えー、なんで名古屋名物を、そんなところで?

母いわく、「もともと『ういろう』というのは、このお薬のことを指したのよ」
そう言って、なにやら古めかしい袋を取り出します。パッケージには「ういろう」の文字が。

開けてみると、仁丹のような、銀の粒が入っています。口臭用の薬でしょうか。
「何言ってんの。万能薬よ。いろんな症状に効くんだから。まあ漢方みたいなものかしらね」

かなりあやふやな母の説明です。どうやら有名だから、という理由だけで、これを買ってみたようです。

しかし一応お薬なのだから、それなりに調べておかなければ、いけないでしょう。というわけで、適当な母に代わって、ひとつ娘の私が調べてみました。




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ういろうの元祖は小田原

小田原の「ういろう」は、薬とお菓子の両方ありますが、このうち有名なのは、やはり薬のほうでしょう。

正式名は「透頂香(とうちんこう)」と言います。中国由来の生薬です。

なんでも、室町時代に中国から渡来した、陳外郎(ちんういろう)という人の息子が、里帰りした時に持ち帰ったものだそうです。

それを役人が、冠の中に入れて携帯した際、非常にいい香りがしたので「透頂香」と、呼ばれたのがルーツだとか。

その子孫は代々「外郎(ういろう)家」を名乗り、一子相伝でその処方を伝授。小田原へ移住したおり、その地で開業します。

その後「透頂香」は、家名である「外郎(ういろう)」の名で親しまれ、現在に至る、とまあ、こういうわけです。

つまり600年以上の歴史があるわけですね。これは霊験あらたかな感じがします。

ちなみにお菓子の「ういろう」も、やはり外郎家が考案したものなので、同じように呼ばれているのだそうです。名古屋の「ういろう」は、この外郎家のお菓子が元祖だったんですね。

ういろうの成分とは?

では、このが実際、どういった症状に効くのかというと、これがまあ、とにかく幅広いのです。

同封の説明書によると、胃痛や腹痛頭痛、果ては心臓病など、内臓のあらゆる器官に及んでいます。

とにかく、効かない病気はないんじゃ?というぐらい、万病の名が記されていて、まあ一種の万能薬と言うものでしょうか。面白いのは、「牛馬家畜諸種の疾患」もOKとあること。人間だけじゃないんですね…すごすぎ。

ここまで書かれると、かえって、その効能がウソ臭く思えてしまうのですが、いったい成分はどんな物なのでしょう。

なんでも純粋な生薬を、十何種か調合して作られているのだとか。生薬とは、植物、動物、鉱物など、天然の物から、そのエキスを抽出、加工したものです。

この天然由来の抽出物を、配分し調合して作られているのが、薬の「ういろう」なのです。

なにやら漢方のような印象を受けますが、厳密に言うと漢方ではありません。生薬製剤と呼ばれるものです。

原料や作り方は漢方とほぼ同じなのですが、処方の目的や用量は、漢方ほど縛りがありません。家伝などによる、独自の調合法なので、どちらかというと、民間薬の要素が強いようです。

パンフレットに記載の成分を、具体的に列挙してみますと「石膏、丁香、樟脳、薄荷脳、じゃ香、ヒハツ、人参、阿仙、桂皮、甘草、蓬砂、縮砂、など」となっています。

主成分のじゃ香が体内を温め、人参で生気を回復させ、樟脳で精神安定を図り、甘草で痛みを和らげる、という、生薬の相乗効果で各症状に対応する仕組みなのだとか。

だからある意味、万病薬、と言えないこともないわけですが、あえて特定するなら、気付け薬として効力を発揮するようですね。

もともと、漢方や生薬製剤は、体本来の自然治癒力を高めることを、目的としています。体内を正常なバランスに戻すための手助けをする、という考え方が根底にあるわけです。

ういろう」も、この考え方に沿った効能と言えます。自然の力で自然の状態に、というわけです。また、100%天然由来のため、副作用もなく、安心して服用できるのも利点でしょう。

おわりに

さて、実はこのお薬、「(株)ういろう」のみの製造販売で、ここのお店でしか買えません

しかも、薬剤師がそのつど対応し、症状に合う客にのみ販売することになっているのです。もちろん通販はやっていません。

ですから、手に入れようと思ったら、わざわざ小田原まで、出向かないといけないわけです。かなり敷居が高いように感じますが、そうするにはそれなりの理由があるのです。

実は昨今の環境の変化などで、天然の原料を充分に確保できなくなっているのです。厳選された販売体制も、600年以上も昔から伝えられてきた処方を守り続けるために、やむをえないことなんですね。

にもかかわらず、ずっと愛用し続けているという、根強いファンは多いようです。やはり自然素材のため、常用性や副作用がない、という安心感があるのでしょうね。

そしてなんといっても、600年以上保ち続けてきたブランド力、というものも大きいと思います。とにかく、希少価値の高い薬であることは、間違いないでしょう。

調べれば調べるほど、「これ、いいじゃん!」と思えてくる「ういろう」。長年にわたる偏頭痛持ちの私としては、一度試してみたい、という気持ちがムクムク起こってきました。

そこで母に分けてくれるよう頼んでみたのですが、「これはお腹のゆるいお母さんのために買ってきたんだから、絶対ダメ!」と、けんもほろろに断られてしまいました。

実際、服用し始めて以来、母の腸の状態は良好らしく、手放そうとしません。やれやれ…これは自分で小田原まで出向くしかありませんね。

親子といえど、やはり大事なのは、おのれの健康、なのです。


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