お向かいにお住まいの奥さん。
右手は包帯でぐるぐる巻きに。
三角巾で肩からつって、目の下にはクマが。
昨日、晩ご飯の支度の最中に、
やけどをしてしまったんだとか。
かかりつけの診療所に駆け込んで、
すぐに治療してもらったので、
大事には至らなかったそうですが、
夜遅かったんで、診察代が
割増だったんだとか。
帰って来たご主人に、
「平日の昼間行くのが普通だろ」と
言われてしまって落ち込んでる様子。
ええ～でも、やけどの治療は
早いほうがいいに決まってるし。
心配の裏返しですよ。きっと。
ジョークですよ、ジョーク。
しかし、それはそうと……。
時間外の診療の割増料金って、
どれくらいなんでしょう？
気になりますね！
休日や時間外に病院に行った場合の
料金について、調べてみました！
知っておきたい！時間外受診の割増料金
健康保険で診療を受ける場合、
時間外や深夜の場合、その分、
点数が加算されます。
全額自己負担なら、時間外だろうが
加算はされません。
あんまりいないと思いますが……。
要は、病院が勝手に割増料金に
しているわけじゃないんですね。
ただ、大学病院とか、紹介状が
必要なとこだと、
他にもかかる可能性があるので、
受診の際、確認が必要です。
で、身近な病院や診療所の話に戻りまして……。
遅い時間や土日に受診した場合に、どれくらい
加算されるかというと？
●時間外加算：850円（再診なら650円加算）
●休日加算：2,500円（再診なら1,900円加算）
●深夜加算：4,800円（再診なら4,200円加算）
このうちのどれかが摘要されます。
さらに、これにもうひとつ。
「夜間・早朝等加算」というものが。
●夜間・早朝等加算：500円 ＊診療所のみ
（平日は18時～8時、土曜は正午～8時）
ここでの「診療所」とは、19床以下の
医療機関のことを指すのだそうです。
その診療所の診療時間内であっても、
時間帯によっては500円割増になるんですね。
どれくらい加算されるの？
とある診療所のケースに当てはめて
考えてみましょう！
診察時間について……。
★平日は午前9時～12時、午後15時～20時
★土日祝日は午前9時～13時
こんなふうに書いてあったとします。
すると？
①は加算なし。
初診料や通常の診察料のみ。
②は夜間・早朝等加算。
初診料や通常の診察料 ＋ 500円
③は時間外加算。
初診料や検査費など ＋ 850円
（再診なら ＋ 650円）
④は深夜加算。
初診料や検査費など ＋ 4,800円
（再診なら ＋ 4,200円）
⑤は休日加算。
初診料や検査費など ＋ 2,500円
（再診なら ＋ 1,900円）
けっこうかかるもんなんですね……。
ただ、これは基本的な決まりごとで、
地域行政によっては補助があったりして
加算の範囲が異なる可能性もあります。
今後、制度の見直しが入るかも
しれないし……。
それでも、休日や深夜、時間外等は
割増になるもの、と、
心にとめておくべきでしょう。
急病時以外はできるだけ平日の日中の受診を
でも……。
病気やケガなんて、急になるもんです。
そんなとき「休日だから料金が割増になるし」
とか言って病院に行くのをためらう……
なんてことがあってはいけません。
急な病気やケガのときは、平日休日関係なく
とにかく病院に行きましょう。
ただ……。
「平日も行けるけど土曜に行こうかな」
っていうことなら……。
できるだけ平日の日中に都合をつけて、
受診するようにしましょう！
仕事が忙しくて病院なんか行ってる暇ない！
という人も多いと思います。
でも、医療費、けっこうかかりますから……。
急病時以外は平日の日中に。
心掛けていきたいものです。
まとめ
いろいろ調べてみて、
時間外や休日の加算もそうですが、
初診料についても考えさせられました。
休日ごとに別のお医者さんに行ってたら、
どんどん高くついちゃう！
かかりつけの病院を決めておくのも
医療費の節約につながりそうです。
病院。あんまり行きたくない場所ですが、
そうも行っていられません。
急な発熱やケガのときに慌てないよう、
近所の病院の診察曜日とか時間帯、
チェックしておきましょう！
