薬局で貰う抗生物質のお薬!風邪の場合は無意味ってホント?

知りたい事

風邪をひくとつらいですよね?

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鼻水鼻づまり関節痛
など、症状はそれぞれですが
苦しいことに変わりはないと思います。

我が家に風邪をひきやすいのがひとりいます。

弟はなぜか風邪が流行っては貰ってきて
流行ってなくてもひとりでかかって寝込む
風邪ひきマンです。

この間も風邪をひいて、かかりつけ医
行っていましたが、薬は出されなかった
ようでした。

風邪といえば抗生物質1番効くと噂が
あったので、なぜ?と思い
薬剤師の知人に聞き込み、調べてみました。

そして、たどり着いたのは驚きの事実

ただの風邪に薬は本当に必要なのか?
気になることを知人に尋ね
いろいろと教えてもらいました。


抗生物質は風邪に効かない!?

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風邪の特効薬といえば抗生剤抗生物質
ような特殊な薬が効くのでは?と
我々、知識のない一般人は思い込みがちです。

ですが、今回話を聞いた薬局で働く
薬剤師のお姉さんは言います。

自分はただの風邪なら、薬はなにも
服用しない

一応病院には行ってみるが、診断
ただの風邪なら薬は極力遠慮すると。

「風邪に抗生物質なんて誰が言いだしたのか
知らないけど、はっきり言って、風邪に
抗生物質なんて無意味だから」

と、バッサリ切り捨てられました。

彼女の話では、抗生物質が有効なのは細菌類
であり、風邪の主な原因であるウイルスには
効果がまるでないのだとか。

それだけでなく、抗生物質の乱用
余計ないものを増やしてになるとも
言っていました。

薬が害?

薬がになるとはいったいどういうこと
なのでしょう。

体のためにと飲む、正直なところ
飲みたくないものが
害になるというのは聞き捨てなりません

彼女の話を聞いていると、抗生物質細菌
無差別にやっつける薬である
ということがわかりました。

つまり、抗生物質の攻撃対象は私たちの
体の中にある腸内細菌などの常在菌、いい菌
まで攻撃してしまう、ということなのです。

もちろん、抗生物質が体中のありとあらゆる
菌をせん滅するわけではありません

端的に言えば、減らしてしまうのです。

私たちの体は善玉菌などの細菌と共存して
体外から入ってきたほかの細菌と戦い、抗体
身につけるといいます。

抗生物質はたしかに細菌性の病気には
有効ですが、そうでない場合には常在菌
攻撃してしまい、体を弱らせてしまいます。

風邪薬免疫力下げてしまうのです。

これでは本末転倒もいいところですね。

そして、もっと悪いことがあります。

耐性菌が増える?

耐性菌とはなんでしょうか?

とても初歩的な質問にも知人は簡単に
答えてくれました。

要は抗生物質の効きにくい細菌のこと。

耐性菌というのは文字通り、抗生物質に
対して耐性をつけた細菌のことで
そのように呼ばれています。

なんでも、欧米の方ではこれらの耐性菌
むやみに増やさないように安易な抗生物質の
使用慎んでいるとのこと。

あとは、勝手に薬の服用を減らしたり
やめたりするのもやめてほしいそうです。

これらの行為も耐性菌を増やす
原因になる、と彼女は言っていました。

中途半端な飲み方は1番危険だと。

医師が処方したからには、その患者には
その抗生物質がその日数分必要

その日数分飲むことで体内の悪い細菌
死滅させることができるという判断
至ったがため。

なので、医師の許可なくこれらの使用を
控えるやめるのはとても危険なこと。

中途半端に細菌を攻撃したことで細菌は
その抗生物質に抵抗性をつけて
しまいます。

そうなっては新薬が開発されることでも
ない限り、その細菌は猛威を振るいます。

そうなってはおおごとですよね?

注意してください。

まとめ

風邪の薬に抗生物質は不向き
であり、医師の判断によって
必要なものだけを貰いましょう。

今回のまとめはコレですね。

途中から抗生物質の話にばかり傾いて
しまいましたが、まとめとしては
風邪薬に抗生物質は向かない、です。

風邪を引き起こす主犯はウイルスです。

細菌ではありません。

なので、細菌を攻撃する抗生物質は主犯
やっつけず善玉菌をやっつけてしまい
結果、体が本来持つ抵抗力落とします

そうなってしまっては風邪が長引くばかり
体は弱る一方です。

なので、ただの風邪の時には本当に
つらい症状を緩和する薬だけ貰い
自宅で安静にしてすごすに限ります。

くれぐれも、過剰に心配して
医師に無理を言い、抗生物質を
頼んだりしないようにしましょう。

ただ、これが肺炎中耳炎などになると
話は変わってきます

肺炎は細菌などが原因で起こる病気ですので
そういった細菌が原因の病気の時には
無理せず抗生物質を貰ってください。

つまりは、自分を診察してくれている
かかりつけの医師の診断と処方
信じてくださいということです。

出された薬は用法と量を守り、また
次にかかった時に取っておけばいいか
なんてことはしないようにしましょう。

弟も2,3日の間、寝込んではいましたが
今では元気になって
うるさいくらいです。

医師の判断で薬を貰わず
体の抵抗勢力奮起
活躍したようでした。

風邪は年中つきまとうものですので
今回のことは豆知識として持っていて
ください。

風邪をひいたかな?と思ったら
医療機関を受診して、医師の診察を受け
出されたは飲み切りましょう。

薬がない時は、自宅でおとなしくして
よく食べて、よく寝て健康的に
1日でも早く治しましょう!

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