金魚の病気?体に白い綿がついているのはどうして?

知りたい事

知人のやっているお店には
看板娘ならぬ、看板金魚が2匹います。
一昨年の夏祭りで、店主がすくって来た金魚です。

環境を整えられた、水槽の中
気持ちよさそうに、泳いでいるのを見ると
とても癒されて、いつまでも見ていたくなります。

637ad1e36d57b0864d77e624698317d5_s-300x200

元々は、10匹近くいたのですが
次々と死んでしまい、残った2匹が
今も、元気で、成長を続けています。

当たり前だけど 魚にだって病気はある

知人の店の、金魚が死ぬ前に
体に、白い綿のような物が、
付着していたのだそうです。

体だけでなく、尾やヒレにも
もやもやとした、綿状の物がついて
餌も食べなくなり、水底にいたそうです。

可哀相な事に、金魚は2匹を残して
いなくなってしまいました。

それは、いったいどうした事だろう?
何かの、病気なんだろうか
と調べてみると、

「水カビ病」と「白雲病」
という言葉に、行きあたりました。

魚を飼った事がない、私には
全く、初めて聞く病名でした。
これらは、どんな病気なのでしょうか。

水カビ病のこと

【症状】

最初は、体のあちこちに
白い綿のようなカビが、付着します。

やがて悪化すると、全身がカビに覆われ
弱って、死んでしまう事もあります。

【原因】

普通は、健康な金魚は発病しません。

例えば喧嘩や、水槽に当たったりして
体に出来た傷に、菌が繁殖する事により
発病します。

【治療法】

出来るなら、白い綿状の物を
ピンセットを、使って取り除き
薬浴や、薬浴+塩水浴をさせます。

薬浴期間は、3日から5日程。
この間は餌を、与えてはいけません

薬浴に使う薬は
メチレンブルーが、一般的です。

塩水浴は、カルキを抜いた水で
0.5%の塩水を、作ります。

但し、薬浴に使う場合は
0.1~0.2%程度にしておきましょう。

更に水温を、25℃以上
上昇させてやると、効き目が良いようです。
水槽や付属品も、洗いましょう。

【予防】

水カビ病は、水温が20℃以下になると
発生し易いのが特徴なので

ヒーターで、常に水温25℃以上を保てば
菌の繁殖を防ぐ事が可能です。
水槽に、金魚を多く入れてはいけません。

あと、水を替える時や、水槽内の置き物で、
体が、傷ついたりしないよう
充分に、注意してやりましょう。

白雲病のこと

【症状】

水カビ病と、同じように

体に白い綿のような斑点
見られるようになります。

これは、寄生によって
皮膚の粘液を、過剰に分泌させるのが
水カビ病との相違点です。

この斑点がエラに、発生すると
窒息死する事があります。

【原因】

金魚の、免疫力が低下している時
寄生虫が、体やエラに寄生する事で
発病します。

【治療法】

水カビ病と、同じく
薬浴、もしくは薬浴+塩水浴で。

寄生虫は、生命力が強いので
根気よく行う事が、大切です。

【予防】

水温を、安定させましょう。
水の清潔を保つ為に、ろ過装置や
エアポンプは、必需品です。

やはり、体を傷つけないよう
気を付けてやりましょう。

c310e48c55d9c33df2878670e6315dca_s-300x200

さいごに

金魚の、異常を知るには
まずは普段から、金魚の行動を
よく見るようにしましょう。

いつもは元気で、泳いでいる金魚が

  • 水面で、口をパクパクしている
  • おかしな泳ぎ方を、している
  • じっとして動かない
  • 体に、何かついている

などの症状が見られたら
病気を疑ってください。

様子がおかしい、と思ったら
まずは、塩水浴を。
塩水には、殺菌作用があります。

また、浸透圧の関係で
金魚の呼吸が、楽になるということです。

知人の店の、看板金魚ですが
エサを与える人が、水槽近くに来ると、
毎回、その側に寄って行きます

金魚に、人を判別できるのか
全く持って、不明ですが
見ていて、とても可愛いものです。

仲間達が、病気になっても
元気でいられたのは、
きっと強い子達なのでしょう。

これからも、時々お店に顔を出して
金魚達を見ながら、軽く一杯
いただく事にいたしましょう。

タイトルとURLをコピーしました