盆栽の作り方!梅を植えて春を感じてみよう

ハウトゥ

盆栽と聞くと、お年を召した方の趣味だと
思いがちですが
最近はそうでもありません

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若い方の間でも
静かなブームとなっているのです。

古きよき和の風情を醸し出し
見ていて心が落ち着く、というのが
理由のひとつのようです。

場所をとらないので観葉植物として
取り入れやすい点も魅力ですね。

そんな盆栽の中でもやはり人気なのは
自宅で梅の花が楽しめたら、とても素敵!

そこで今回は
梅の盆栽の作り方、お手入れの仕方
ご紹介します。

少し敷居が高いかと思いきや
ポイントをおさえれば
初心者でも挑戦できそうですよ。


梅とは

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まず梅についてです。

梅は花つきがよく暑さ・寒さにも強い
種ですので、盆栽初心者の方でも
比較的育てやすい、おすすめの樹です。

紅白の花は縁起がよいとされ
華やかな咲き様で新春を祝う花物の盆栽です。

食用を目的とする「実梅」に対し
花の鑑賞を目的とするものは「花梅」
呼ばれます。

花梅は更に「野梅系」「紅梅系」
分けられます。

花の咲く時期や花の形、樹の姿など
種類が豊富なのが特徴です。

盆栽にも白花だけでなく
紅梅や八重咲き、枝垂れ梅が存在します。
基本的にはどの種類も育て方は同じです

特徴として、剪定が必要だということが
挙げられます。花の付きをよくするため
剪定をして枝を増やす必要があるのです。

梅の盆栽の作り方

材料は

  • 用土(赤玉土と腐葉土)
  • 苔(または化粧砂や赤玉小粒)か石
  • 針金
  • 鉢底ネット
  • 割り箸
  • はさみ

です。

  1. まず鉢底の穴の部分にネットを敷きます。
    そして梅を支えるための針金を
    穴から通します。
  2. 梅の苗の土を丁寧にほぐし
    その後根切りをします。思い切って
    半分くらい切って大丈夫です。
  3. 同時に伸びすぎの枝も剪定しておきます。
  4. バランスを見ながら植える位置を決め
    針金で固定します。
  5. 混ぜておいた用土を入れて
    割り箸でつついて根と土をなじませます
  6. 表面に苔をはります。苔がない場合は
    化粧砂か赤玉小粒をはります。
    また、石で装飾するのも素敵です。
  7. たっぷり水をやります
    その後も蕾から開花までは水切れに
    注意
    するようにしてください。

こちらの動画も参考にしてください。


完成後は

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日当たりと風通しがよい場所に
置きましょう。

冬場は風や霜をよけた
陽の当たる場所に置きます。

ただし、冬場にある程度寒さに当たることに
よって、開花が促されます

また、水やりはこまめに行います。
土が乾くたびに十分与えましょう。

目安としては1日1回ですが、夏場は2回
冬場は3日に1回程度で大丈夫です。

室内で観賞する場合は、だいたい2~3日が
目安です。冬場なら一週間は大丈夫です。

エアコン等の風が当たらない場所に
置くようにしましょう。
乾燥しすぎないようにするためです。

肥料は春(5~6月)にしっかりと
秋(7~10月)に少なめに
与えるようにします。

盆栽用の玉肥というものもあり
鉢の上に数個置くだけでよいものです。
もちろん液体の肥料でも大丈夫です。

また、4月に発生するアブラムシ
梅雨時に見られる黒星病には
注意するようにしましょう。

剪定と植え替え

剪定は花を楽しんだ後に行います。
強く切った枝には強い枝が、弱く切った枝には
弱い枝が伸びるという特徴があります。

まずは全体のバランスを見て太い枝を切って
バランスを整えます。次に車枝や平行枝や
逆枝と呼ばれる余分な枝を切ります。

4月ごろに新芽が伸びてきますが、あまりにも
長い場合は、伸びている枝にはさみをいれて
芽摘みをします。

こちらの動画も参考にしてください。



そうすることで、短い枝を作りやすい
状態にします。

このように剪定し
枝全体が2芽残しになるよう整えます。

また、6月頃になると新葉が育って
勢いのよい長い枝が目立つようになります。

そのままにしておくとバランスも悪く
花数も少なくなりますので
切っておきましょう

植え替える場合は
3月上旬までには行います。

若い木は1~2年に1度
老木ならもう少し期間をあけます

植え替えの際には
長く伸びた根を切るようにしましょう。

土は水はけが良く保水性の高い
赤玉土を使用し、更に腐葉土を1~2割ほど
加えると成長がよくなります。

植え替えた後にはたっぷりと水をやります
鉢の底から流れ出るくらい与えましょう。

終わりに

いかがでしたか?普通の鉢植えの花に比べたら
多少は手間がかかるかもしれませんが
その分愛着がわくのではないでしょうか

丁寧にお世話をすれば
毎年綺麗な花を咲かせてくれるであろう梅。

自分だけの梅の花を自宅で楽しむなんて
風流ですね。

盆栽と共に季節のうつろいを感じてみては
いかがでしょう。

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